先週、ご近所友達ヒサミさんと十三の第七芸術劇場(七芸)に行ってきました。
『戦場(いくさば)ぬ止(とうどう)み』(三上智慧監督作品)は、
7月18日から8月7日まで(+8/22~8/28レイトショー)の長期上映中です。
第七芸術劇場では他に、
「沖縄 うりずんの雨」(ジャン・ユンカーマン監督)8/8~
「ひめゆり」(柴田昌平監督)8/1~
「大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―」(是枝裕和監督)7/25~
と、沖縄を深く知るのに欠かせない映画が、この夏いくつも上映されます。
七芸がどれほど沖縄に熱い想いを持っているか、これだけでも分かりますね。
友人のヒサミさんは、数年前の夏休みに中学生の息子と初めて沖縄を訪れ、
息子に「将来は琉球大学海洋生物コースに入りなさい」と勧めて、
その時息子も強く頷いたのです。
(月日の経過は、彼に京都の精華大学マンガ学部を選択させましたけど)。
ことほど左様に、私の周辺では沖縄に惹かれる人たちが多いのです。
私自身、二十年以上前に家族と、本部町伊豆見の友人宅に遊びに行き、
家の屋根に登るガラガラドンのような山羊や峠のホタルに出会い、
吸い込まれるほど美しい青緑色の海でグルクン(たかさご)を釣り上げ、
姫百合学徒だった方に連れられて、糸数のガマ(壕)を訪れたのです。
それ以来、ずっと沖縄を身近に感じていましたが、昨年末に、
『圧殺の海』(藤本幸久・景山あさ子監督)を見たとき、
(とにかく急いで、辺野古に行こう!)と決意したものです。
映像の力はスゴイです。
沖縄と言えば「ビーチとリゾート」しか思いつかない内地の人たちに、
「それだけではない沖縄を知り、自分のこととして考え、行動に移してほしい」
というのが、私が3月に辺野古を訪れた際に言われたことでした。
私の沖縄への旅はまだまだ途上にあります。
さて、「戦場ぬ止み」の話です(笑)。
実は、見ていて何度も涙で銀幕が曇り、
あげくにコンタクトレンズがずれました。
(隣りのヒサミさんも声を上げて泣いていました)。
そういう訳で、残念ですが内容を皆様にご紹介できないのです。
「海と風の宿」に長期宿泊のミヤサカさんが登場していると聞いていたのに、
それも見損ないました。
従って、近日中にまた行かなけれななりません。
内容は、そのときに少しは整理できるかも知れません。
いや、無理かなあ。
「戦場ぬ止み」のタイトルは、辺野古のゲート前フェンスに掲げられた
琉歌の一説に由来しています。
今年しむ月や 戦場ぬ止み 沖縄ぬ思い 世界に語ら
(くとうし しむちちや いくさばぬとうどうみ うちなーぬうむい しけにかたら )
―今年十一月の県知事選挙は、私たちのこの闘いに終止符を打つ時だ!その決意を日本中に、世界中にかたろうじゃないか― 映画チラシより