毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「今日の女子寮周辺」No.1785

2016-10-30 22:02:32 | 中国事情

ひっさしぶりに晴れた日曜日、お昼ご飯を3年の鄭秋燕さんと食べる約束をして

第二食堂(雅苑)に向かいました。

途中に古い女子寮が並んでいて、

ベランダや窓にはたくさんの洗濯物が干されています。

みんな、晴れるのをずっと待っていたんですね。

 

向かいの女子寮には布団も大胆に干されています。

鄭さんたち、日本語学科3年生女子が住んでいる棟です。

外はこんな感じです。

洋服のバーゲンセールかと思うくらい密集して干してあります。

干す場所を確保するのも大変らしいです。

今日は一日晴天だったので問題はないのですが、

授業中に急に雨が降り出して、「ああ~、布団が~~!」と顔が青ざめる学生もいます。

 

興味深いことに、女子寮の前には必ず若き男性がいて、

ずっとお目当ての女性が出てくるのを待っているのです。

中には2時間、雨の中を立ち尽くす男の子もいるそうで、

♪ああ~、これが青春~♪

と歌って応援してあげたいですね。

この写真では右端の男の子です。

その傍の自転車に乗ったサングラスのおじさんではありません。

向こうの方から魔法瓶にお湯を満タン入れて運んでくる女子学生がいます。

個々の寮にはお湯が出る設備がないので、

第七棟まで取りに行かなければならないのだそうです。

ちなみに、この大学では全ての寮のシャワールームは建物の外です。

想像してみてください。冬の寒さの中、外でシャワーをして建物に駆け込む学生たちを。

今日、気温は8℃―16℃で暖かいのですが、

明日は2℃―10℃だそうです。

その上、電気毛布を使うのは厳禁ですよ。

ショートして火事になるからなんですって。

学生にとっては大変辛い寮設備です。

前の江西財経大学とか、振り返ってみればまるで天国ですよ。

 

昼食後、私は鄭さんと別れて自分の宿舎に向かいました。

旧グラウンドのフェンス脇は巨大な落ち葉の吹き溜まりがあります。

切り株の隅からキノコが。食べられませんかね?

 

この木は何なのか分かりませんが、一週間前は黄緑色だった実が

今はこんな風に色づいてきました。

もう、かなり晩秋です。

コメント
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