昨日のブログに載せた大阪府警の若い機動隊員の目は
人間が人間を見る目ではありませんでした。
「土人が!」という発言は、現代社会で耳にする言葉ではありません。
おそらく、機動隊員として教育を受ける中で頭に染み付いたのでしょう。
とっさにその言葉が出るということは、常日頃からそう思っていなければ無理です。
つまり、機動隊員が受ける教育は、
公務員として住民と為政者の双方を公平な立場で見るのではなく、
為政者の意のままに、その手先として行動するための教育なのでしょう。
それは、テロリストを掃討するためにと、
イラクやアフガンに派兵された米軍兵も全く同じです。
―――ここから琉球朝日放送報道部の記事(一部間違えました。訂正します)―――
【若い警察官を見ていたら、昔の自分を思い出します。】
国際平和団体、「ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)」。
メンバーは、みな、
ベトナム戦争やイラク戦争などの第一線で戦った元アメリカ兵たちです。
メンバーのひとり、マイク・ヘインズさん(40)。
かつて県内のアメリカ軍基地に駐留する海兵隊員の一人でした。
ヘインズさん「The Japanese policemen I definitely I can see their eyes little bit of myself. When I was young, 19 years old corpo stationed in Camp Foster, just taking orders, and not questioning these orders. 」
(若い警察官たちを見ていたら昔の自分を思い出します。キャンプフォスター所属の19歳の海兵隊員だった頃は、疑問もなく命令に従っていました。)
(途中省略)
アメリカ西南部、ジョージア州で生まれ育ったヘインズさんは、18歳の時「国を守りたい」という愛国心から、海兵隊に入隊しました。
ヘインズさん「You take little baby steps, and you say, one shot one kill. One shot one kill. So this is constantly fed into our minds. So yes, by the time of 13 weeks boot camp, either one month Marine combat training, or two months school of infantry training, we are ready to kill on command. 」
("ワンショット・ワンキル(一撃一殺)"と声を上げながら訓練する度に、頭に刷り込まれていくんです。13週間の新兵訓練を終える頃には命令で人を殺せる兵士に仕上がっていた。)
そして、海兵隊の特別部隊として2003年に派兵された、イラク侵攻ではテロリスト掃討作戦の第一線に送られました。しかし・・・
ヘインズさん「And explosions were gone off and door was open, we run in and sweep the rooms, and most of the time, they were just families. it was just a family…」
(イラクでは家のドアを突き破り、銃口を向けながら家宅捜索しました。ほとんどの場合住んでいたのは普通の家族でした。)
ヘインズさん「We were essentially terrorizing the people, even though we were supposed to be fighting terrorism. 」
("テロとの戦い"のために派兵されたのに実際は人々にとってのテロリストは私たちだったんです。)
―――転載ここまでhttp://www.qab.co.jp/news/2016090783334.html
下は、座り込みを排除する機動隊員です。
ネトウヨが座り込みをする市民と支援する人たちを(なんと87歳の文子おばあまで!)、
「テロリスト」とレッテル貼りするのは、米軍がイラクに行ったときと同じ構図です。
ネトウヨ、機動隊は為政者である安倍政権の手先だったことが
この言葉遣い一つとっても明白です。
ヘッドロックで窒息させようとしているのが機動隊、
力のない者たちは、ひたすら座り込むしかありません。
大阪府知事松井の言う「反対者たちがめちゃくちゃしている」実態はこれです。
めちゃくちゃしているのはどちらかは、見ればすぐ分かるじゃないですか。
私たち庶民はこんなことをさせるために税金を払っているのではありません。
国の主役、即ち国民のために働くのが、公務員である機動隊の使命なのです。