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Brugge Style
いつの間にか
現在、ある講座を受けている。
受講者は全員日本人で、8割が男性。学生にかえったようで楽しい。
クラスが終了して建物の外に出ると「あ、そうやここは外国で、わたしはもう学生とちゃうんや」と引き戻される。
わたしが了解する時間/空間には整合性はなく、かなりその場その場次第であるということが分かる。
で、本題...
先日、休憩時間に雑談中、ある方が
「出張で飛行機に乗っていたら..」というお話を始められ、はっとした。
と言うのは、講義中は、4月にクラス替えがあったばかりの中学生のような初々しいわれわれが、実はすでに立派な大人であるということを(忘れていた訳ではないが)思い出したからだ。
受講者の方々は、実社会では責任あるお仕事をなさっていて、しかも今後増々ご出世なさるような大人ばかりだ。でも講義中はそのお顔に少年少女のころの面影が伺え(なんせわれわれは超受け身で、先生の質問に対して一所懸命答えようとしているのだから)、倒錯した(だって子どもの頃に本当に机を並べた訳ではない)なつかしさを感じてしまうのだ。
だからこの方が「出張で飛行機に乗っていたら..」とおっしゃった時、くりくりした中学生の男の子がまるで「お仕事シュミレーション」か「おままごと」の中でビジネスマン役をやっているような気がしたのと同時に、「われわれはいつの間にか大人である」という現実がそこに一直線に交差し、妙に楽しくおかしい気持ちになったのだ。
わけわかんないですね...
でも、わたしにとっては新鮮でしかもなつかしい瞬間だったんです。
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