電子回路を使わずに、モーターをゆっくり回転させる方法の1つとして、こんな実験をしてみました。
電源とモーターとの間にリードスイッチを設け、そのスイッチングをモーターの回転で行います。
①リードスイッチがONになると、モーターが回転する。
②回転するとリードスイッチから磁石が離れOFFとなる。
③モーターは、減速しながらも慣性で回る。
④磁石がリードスイッチに近づくとONとなり、①に戻る。
実験の様子を見てやってください。
モーターは、通常の動作より随分遅く回転しています。
YouTube: リードスイッチとモーター ←クリック
リードスイッチと磁石との間隔を狭くすると早く回転しました。これは、磁石がスイッチを動かしている時間が長くなるためと考えられますが、逆に、回転が速くなれば磁石とスイッチとが近づく時間が短くなるハズなので、相互のバランスで動いているのでしょう。
これを動力として何かを作る場合、一部慣性力を利用しているので、よく考えないと難しいかも。
・回転体にどれくらいの慣性力を持たせれば良いのかが不透明。
・負荷に変動があると、すぐに止まってしまうなど、大きく影響を受けそう。
・スタート時には、手動で動かしてやる必要あり。
あと・・・リードスイッチって、割と音がでますね。ピン♪ピン♪というような。
静かなものを作りたいときは、何か工夫する必要があるかもしれません。
リードスイッチの種類にもよるのかな(´・ω・`)?
さぁ、夏休みの工作に悩んで検索してる人!ヒントになりました?(^ワ^)
<補足>
「リードスイッチモーター」と言うと、リードスイッチと磁石とコイルを組み合わせて構成したモーターそのものを呼ぶようですが、この実験は、リードスイッチとモーターを組み合わせただけなので、あくまで”リードスイッチとモーター”です(・▽・)г