クレーンゲームでゲットしたMP3プレーヤー。
たくさん持っているので、これを何かに利用できないものかと思いました(「・_・)
そこで、外から操作して再生ができるように、分解して、ボタンスイッチの端子からリード線を外に出しました。
しかし、ここからが問題です。
このMP3プレーヤーは、ボタンを長押しすると電源が入り、次に、同じボタンを短押しすると再生されます。さらにボタンを短押しすると一時停止となり、長押しすると電源が切れます。
つまり、外から再生しようと思うと、
(1)まず、スイッチON。約2秒でスイッチOFF(長押しに相当)
(2)そして、起動するのをちょっと待って(1秒くらい)
(3)次にもう一度、素早くスイッチをON-OFF(短押しに相当)
というようなスイッチ操作が必要になるのです。
また、(3)の後は、下手にスイッチをONしてしまうと再生が止まってしまうわけです。
このスイッチングをどのように実現するかということで、こんな回路を考えました。
(1)電源を入れるとTr1のベースに電流が流れ、Re1がONとなる。
同時にC2が充電される。
(2)やがてRe1がOFFとなるが、同時にC2からTr2のベースに電流が流れ、Re2がON
となる。同時にC3が充電される。
(3)やがてRe2がOFFとなるが、同時にC3からTr3のベースに電流が流れ、Re3がON
となる。
(4)やがてRe3がOFFとなる。
電磁リレーが次々と切り替わり、スイッチングのリレーをしていくわけです。
リレーの動作時間は、抵抗とコンデンサの組み合わせで各々任意に設定できます。
Re1が長押し(約2秒)
Re2は、起動待ち(約1秒)
Re3は、短押し(0.?秒)
Re1とRe3の接点をMP3プレーヤーのスイッチ端子に接続すればOKです。 実際に動作しましたので、様子をごらんください。
YouTube: リレーのリレーでMP3プレーヤーの再生
電源をONすると、MP3プレーヤーが起動し、自動的に再生を開始させることができましたd(゜∀゜d)
これなら、”タイマー電源と連動させて、時間になったら曲を流す”などということにも、簡単に応用できそうです。
最初、カウンタ回路などが使えないかと検討したのですが、イマイチ実現ができませんでした。不規則なタイミングで信号を出すとなると、PIC工作をされている方なら容易かもしれないなぁと想像します。(プログラムだけで済むんじゃないでしょか。)
今回はリレーが3つ必要になりましたが、この程度のスイッチングであれば、結果お手軽だったかもしれません(・▽・)г