この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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一瞬スイッチを入れると、しばらくスイッチが入ったままになり、自動的に切れる。
このような動作をする装置は、電子工作の実験や製作に大変便利なので、自分なりに基盤ユニット製作の基本パターンを確立しておこうと思い立ちました。
1つ作っておけば、毎回ブレッドボードに展開しなくて済みますしね(^ー')v
・スイッチをポンとON-OFFすると、しばらくリレーがONになり自動的にOFFとなる。
・ある程度、動作時間の調整ができるようにする。
・基盤はなるべくコンパクトで作り易く、また、使い易くする。
1.基本回路
・タイマーIC555の基本的なタイマー回路です。
・お約束のパスコンも付けてます。
・リレーのドライブ回路も設けてます。
・この回路では、タイマー時間を約1秒~110秒まで可変できる計算です。
NE555では、リレーを直接駆動できそうですが、LMC555(CMOSタイプ)の場合や使用するリレーの定格によっては、ドライブ回路は必須になると思います。ドライブ回路を設けても、それほど基盤が大きくなったり複雑になったりということもないので、標準装備としました。
2.省エネ時限リレー
ところで、この基本回路にコンデンサを1個加えるだけで、電源スイッチをONにすると同時に
タイマーが働く、パワーオントリガという動作になります。
さらに、電源スイッチとリレーとを連動させ、リレーで電源スイッチを保持するようにすると、電源スイッチをポンとON-OFFすることで、しばらくリレーがONになり自動的にOFFになるという、基本回路と同様の動作をさせることができます。
基本回路と異なるメリットは、電源をOFFしてしまうので、待機電力がゼロになるというところです。これなら、電源に電池を使っても安心です。
ただし、リレーの1回路を使ってしまうので、他のスイッチングを行うためには、2回路のリレーが必要です。
それならばリレーとの連動はやめて、電子スイッチ回路を組み込めば?となるわけですが、今回のテーマ「基盤ユニット製作の基本パターンの確立」から外れてしまうので、またの機会に。
というわけで、パワーオントリガ動作にも対応できるように基盤を製作しておくことにしました(`_´)/
3.実体配線図
・配線が交差しないようにしました。
・外部への接続端子は、基盤のまわりに配置しました。
・コンデンサを追加できるように、ピンソケットを設けています。
・ついでに、タイマー時間も延長できるよう、これまたコンデンサ用のピンソケットを設けました。
う~む、いい感じです。(←個人の感想です。)
今後、タイマー回路が必要なときには、このパターンでサッと製作できそうです。
ε=┏( ゜-゜)┛サッ
ちゃんと動作しました。
NE555でもLMC555でも動作しました。
(LMC555の場合は、電源3V+3V用リレーでも動作しました。)
今後の実験用ユニットとして、便利に使えそうですよん(・∀・)b
かりおか工作員は、新たなアイテムを手に入れた。100ポイント。
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この記事には後日談があります。2013年11月7日かりおかここに記すφ(._.)カキカキ
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