マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

少子化について ①

2006年07月02日 | 子育て

ある会合で。 数名との会話。

「少子化には歯止めがきかないねぇ。 原因は何だろう?」

「一つには、晩婚化じゃないですか? 昨年度行った国勢調査の速報では、30歳~34歳の男性の未婚率が 47.7%になっているそうですよ。」

「それは凄い数値じゃないか! 女性はどうなの?」

「同年代で、女性の未婚率は 32.6%です。 どちらも、死別・離別は除いた『未婚率』です。」

「何故、結婚しないのだろう? 出来ないのかなぁ?」

「理由は様々でしょう。 したくない、という理由も聞きますね。 親が子離れ出来ないせいか、いつまでも子どもを手元に置いておきたがる、とかいう話も。」

「そうだね。 子どもが一人っ子だと、更にその傾向が強まるみたいだね。 子ども自身は、『お姫様・おぼっちゃま』で育てられてきた。 結婚したら、その居心地の良さを放棄することになる。 結婚生活を想像しても、不自由で窮屈な生活にしか映らないんじゃないの?」

「親の結婚生活を見ていて、結婚に夢も希望も持てない、という声も聞くよ。」

「(苦笑) そうなると、我々の世代の責任と言うことになるのかな。」

「一人で生きていて不自由が無いような世の中になっているからね。 それに、自分の周りにも同年代の独身者が多いから、『早く結婚をしなさい』と言われてみても、自分だけではないし、と考えているみたい。」

「晩婚化の対策を講じないと、少子化は止まらない、ということ?」

「そうですね。 でも、少子化の原因は、別の要素もありますよ。」

…以下の話は、次回に。