マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

掃除に学ぶ ①

2006年07月16日 | 喜働

今日は、心を磨きました。 便器を素手で磨く。 汚れを探し、無心に磨く。 汗が流れる分だけ、便器は綺麗になっていきます。 そして、心が磨かれていく…

素晴らしい実践の場でした。 心を、人格を磨こうとしても、取り出して磨くことは出来ません。 見えるものを磨く。 人のいやがるトイレを磨いて、心を磨くのです。

朝、5時に出発して、6時に下関市内の小学校へ到着。 主催は、「下関 掃除に学ぶ会」(代表:松村 久 氏)。

今回が、第101回目だそうです。 総勢100名近くの人が参加。 会員は老若男女。 そして当該小学校の生徒、先生、保護者。 北九州からも数名参加していました。

体育館で開会式。 代表の挨拶。 全員で 「なぜ、トイレ掃除か」 を唱和。 ガッツ体操!で身体をほぐします。

掃除用具の使い方を学んで、さあ出陣。 予め班分けされて、リーダーの指示の下、様々な掃除用具を持って、トイレに向かいます。

いかにも学校のトイレです。 午前7時になって、臭いもきつい。 リーダーが、掃除の手順(便器磨きの方法)を実演します。 「うっそぉー!」 参加している子どもの叫び声。

「汚いかい? 手は後で洗えば綺麗になるよ。 大丈夫。 さあ、これから30分間、ただ便器だけを磨こう! 汚れている所を見つけて、どんどん磨いていこう!」

磨く。 磨く。 サンド布で。 ただ、水垢を見つけて磨く。 裏側も磨く。 磨く。 膝にマットを当て、しっかりと磨く。 磨く。 私は、いつしか般若心経を唱えていました。

リーダーが、声を掛けていきます。 「おっ。 綺麗になったなぁ。 すごいよなぁ。」

次にスポンジで金具部分を磨きます。 歯ブラシも使って。

それから、壁の拭きあげ。 そして床。 床に片手を付いて、力を込めて。

最初は抵抗があった子ども達も、いつの間にか、素足で掃除しています。

最後に水を流して、拭き取ります。 壁。 ドア。 そして床。

さあ。 びっくり! なんて綺麗になったんだろう。 便器なんか、もう輝いています。 あの臭いも無くなって。

洗った道具を持って、体育館に戻ります。 すると、驚く気持に