トイレ掃除を終えて体育館に戻ると、班ごとに集まります。 この日は、全部で7班。 班の中で、交流会が始まります。 感想を言い合うと、自然に拍手が。
なんて優しい気持ちになれるんだろう! それが驚き。 なぜ、こんなに素直に人の話を聞けるんだろう。 便器とともに心が磨けたから?
それは、どの参加者も感じているようです。 「これが楽しみで、何十回も来ているのよねぇ…」 サブリーダーの女性が言います。
食事班の方々が、できたての朝食を配膳します。 この日はデミグラスソース・オムレツ。 下関市内でレストランを経営するシェフが、フライパンを振って作っていきます。 その場で手作り。 二人のシェフも汗だくです。
食べながら、各班から発表者が選出され、前に並んで感想を言います。
「最初はとてもイヤだったけれど、綺麗になったらすごくうれしかった。 これからは、家のトイレを掃除します!」 (大拍手!)
「生まれて初めて、公衆トイレを裸足で歩きました。 また、参加します」
「便器が愛おしくなって、名前を付けてあげようかとさえ思いました」 (笑い)
この日の小学校の校長先生から謝辞と感想。
最後に。 前回の100回記念で、掃除会場となった、下関市内の中学校の校長先生から。 「あれから一ヶ月経ちました。 校内には、あの日の優しさと温もりが残っています。 これからも、多くの幼稚園・小学校・中学校へと、是非、広めていってください!」
これで散会です。 名残惜しいけれど、お別れです。 次に会うのは、8月の20日。 毎月、第3日曜日です。
以上。 下関 掃除に学ぶ会 でした。 でも。 この話には、まだまだ続きがあるのです。