民生委員の担当区域によって、高齢者の人数は大きく異なります。 一人暮らしの高齢者が増えてきたのは、どの地域にも共通します。
加えて、気になるのは、高齢者が自分の親を介護する家庭も増えていることです。
さらに、分譲マンションの閉鎖性が、こうした独居高齢者や高齢者介護の実態を分かり難くしています。
昨日の新聞には、国勢調査の実施にも支障があると報じていました。 分譲マンションの管理者や管理人に対して、執行力を行使することも検討するようです。
民生委員の活動では、相手が拒否すれば、それが限界点です。 行政に報告してしまえば、それ以上の事はできません。
しかし、そのまま放っておくと、人命に関わるのではないか、と考えると、とても心配です。 ついつい、規定以上の支援・サポートに踏み込みがちです。 金銭の貸与だけは絶対にしないように、と言われても、どうにもならない状況もあると聞きます。
地域の月例会議の度に、そうした現況や悩みを伺い、憤りと無力感を味わっています。
さらに、こうした献身的な60歳代の方々が引退したら、どうなるのだろう、と心配になります。
主任児童委員として一緒に活動していますが、私には、とても民生委員の皆さんの真似は出来ません。