南北高官、会談まだ続く 朴氏「謝罪なければ放送維持」
2015-8-24 11:37 朝日新聞
23日午後に再開された韓国と北朝鮮の高官会談は、夜を徹して24日午前も続いている。韓国大統領府が明らかにした。地雷爆発事件の収拾策や対北朝鮮宣伝放送の中止をめぐり双方の溝が埋まらず、ぎりぎりの交渉が続いているとみられる。
韓国側は、韓国軍の下士官が重傷を負った4日の地雷爆発事件で北朝鮮が関与を認め、謝罪することを要求。北朝鮮は、事件を機に韓国軍が11年ぶりに再開した拡声機による北朝鮮体制批判の宣伝放送の中止を求めている。
だが、北朝鮮は事件への関与を否定。韓国側は朴槿恵(パククネ)大統領が24日の首席秘書官会議で「確実な謝罪と再発防止が必要で、そうでなければ拡声機の放送も維持する」と述べるなど、立場は対立している。
会談は、北朝鮮が「準戦時状態」に入るなど軍事的緊張が高まる中で、北朝鮮側の提案で22日夜から始まった。23日未明にいったん中断した後、同日午後3時半から再開し、24日午前になっても「マラソン会談」が続いている。韓国大統領府は同日朝、会談の内容は現時点では明らかにできないとした。
交渉は難航しているが、最高位級が出席して長時間の会談に臨んでいることから、「双方が解決策を見いだそうという意思の表れ」(外交筋)との見方も出ている。(ソウル=貝瀬秋彦)
2015-8-24 11:37 朝日新聞
23日午後に再開された韓国と北朝鮮の高官会談は、夜を徹して24日午前も続いている。韓国大統領府が明らかにした。地雷爆発事件の収拾策や対北朝鮮宣伝放送の中止をめぐり双方の溝が埋まらず、ぎりぎりの交渉が続いているとみられる。
韓国側は、韓国軍の下士官が重傷を負った4日の地雷爆発事件で北朝鮮が関与を認め、謝罪することを要求。北朝鮮は、事件を機に韓国軍が11年ぶりに再開した拡声機による北朝鮮体制批判の宣伝放送の中止を求めている。
だが、北朝鮮は事件への関与を否定。韓国側は朴槿恵(パククネ)大統領が24日の首席秘書官会議で「確実な謝罪と再発防止が必要で、そうでなければ拡声機の放送も維持する」と述べるなど、立場は対立している。
会談は、北朝鮮が「準戦時状態」に入るなど軍事的緊張が高まる中で、北朝鮮側の提案で22日夜から始まった。23日未明にいったん中断した後、同日午後3時半から再開し、24日午前になっても「マラソン会談」が続いている。韓国大統領府は同日朝、会談の内容は現時点では明らかにできないとした。
交渉は難航しているが、最高位級が出席して長時間の会談に臨んでいることから、「双方が解決策を見いだそうという意思の表れ」(外交筋)との見方も出ている。(ソウル=貝瀬秋彦)