ジャーデン・マセソン商会の門柱
ジャーデン・マセソン商会
今回、これらの内容に若干追記をして紹介します。
ジャーデン・マセソン商会の紹介 By Wikipedia
ジャーディン・マセソン(Jardine Matheson Holdings Limited,
怡和控股有限公司)は、香港にヘッドオフィス(登記上の本社はバミューダ諸島・
ハミルトン)を置くイギリス系企業グループの持株会社。ロスチャイルド系であり、
米誌フォーチュン誌の世界企業番付上位500社の企業ランキング
「フォーチュン・グローバル500」(2009年度版)では世界411位。
創設から170年たった今日でも、アジアを基盤に世界最大級の
国際コングロマリット(複合企業)として影響力を持っている。
日本におけるジャーデン・マセソン商会の活動 By Wikipedia
1859年(安政6年)、上海支店にいたイギリス人ウィリアム・ケズィック(ウィリアム・ジャーディンの姉の
子)が横浜(旧山下町居留地1番館、現山下町一番地)に「ジャーディン・マセソン商会」横浜支店を
設立。日本に進出した外資第1号としても知られる。後に吉田茂の養父・吉田健三が一時期、
同社横浜支店長を勤めていた。
鹿島によって建設された横浜初の外国商館である社屋は、地元民から「英一番館」と呼ばれた。
跡地には現在シルクセンター(国際貿易観光会館)が建っている。
1863年(文久3年)、ウィリアム・ケズウィックは井上聞多、遠藤謹助、山尾庸三、野村弥吉、伊藤博文の
長州五傑のイギリス留学を支援する。彼らの英国滞在は、ジェームス・マセソンの甥にあたる
ヒュー・マセソン(ジャーディン・マセソン商会・ロンドン社長)が世話した。
一方長崎でも、1859年9月19日(安政6年8月23日)に幕末・明治期の重要人物である
トーマス・ブレーク・グラバーが「ジャーディン・マセソン商会」長崎代理店として
「グラバー商会」を設立。現在はグラバー園として公開されている。グラバーは、五代友厚(薩摩)、
坂本龍馬(海援隊)、岩崎弥太郎(三菱財閥)等を支援した。
その他、神戸・大阪・函館にも代理店を置いた。
詳細はこちら
ジャーデン・マセソン商会(英文でJardine, Matheson & Co.)は1832年7月1日に広東で
設立され現在でも存続しているスコットランド系大商社である。
現在のJardine,Matheson&Co.グループのホームページ
上の2枚の写真は神戸市中央区北野の一番の観光地である萌黄の館付近に1978年に移設された
ジャーデン・マセソン商会の門柱です。 撮影:2014-2-20
上の写真は説明書きで説明書きをそのまま引用させていただきます。
ジャーデン・マセソン商会の門柱
この煉瓦造りの門柱は、かつて旧外国人居留地83番の英国商館に建っていたものである。
明治37-8年ごろの建造になり、明治の名残りを留める貴重な文化遺産として、ここに 移し保存する。
昭和53年秋 神戸市
保存協力 山下新日本汽船株式会社
株式会社 大林組
神戸旧居留地83番の英国商館はハンセルの設計で建造され、写真については下記サイトで
紹介されておりリンクさせていただきます。
神戸の今と昔
神戸市立博物館の田井 玲子氏の近著「外国人居留地と神戸」2013年11月
神戸新聞総合出版センター Page215に83番の経緯についての記述があります。
その中から旧外国人居留地83番(現在KDCビル)の経緯について補充&要約して記しておきます。
明治2年(1869) (英)ラルト商会 競売にて獲得 300坪 855円 百坪当たり単価 285円
明治19年(1886) イ・バイルン E.Byrne 証書及金銀塊中買入並ニ海上測量入
Bill and Bullion Broker and Marine Surveyor
明治30年(1897) C.P.Low&Co.
明治38年(1905)Jardine, Matheson & Co.
H.V.Henson,A.E.Cooper,A.J.Pumfrett,J.Henderson,J.P.Leite
大正8年(1919) Jardine, Matheson & Co.LTD.
Agents for Indo-China Stream
Navigation.LTD.;&c.
C.Chicken.Agent.