私は恐竜の知識に関して全くの素人で、恐竜の知識ゼロの状態です。
そこで、恐竜に関する疑問を纏めることにしました。
参考資料は下記のとおりです。
1)真鍋真著「真鍋先生の恐竜教室」岩波書店(2022)
2)富田京一著、下田昌克絵「恐竜は今も生きている」ポプラ社(2015)
3)NHK総合テレビ 2023年8月27日13:55~14:55「最強恐竜はどっちだ
悪霊マイプvs鉄壁ズール」
4)NHK総合テレビ 2023年8月20日15:05~16:20「発掘ロストワールド
恐竜の聖地ゴビ砂漠」
恐竜が存在していた時代
恐竜が誕生したのは2億3,100万年前(中生代 三畳紀)
恐竜が絶滅したのは白亜紀後期6,600万年前 上の写真の出典:4)
およそ6600万年前、直径約10キロの巨大隕石がメキシコのユカタン半島近くに衝突しました。大量の粉じんなどが舞い上がった影響で日射量や気温が極端に低下したとみられ、恐竜や多くの生物が地球上から絶滅(約90%の生物が絶滅したと言われています)。
Wikipedia(恐竜)では次のように解説されています。
恐竜の進化に関する正確な起源と時期は不明であるが、2億4330万年から
2億3323万年前の三畳紀中期に出現したものが起源とされている。
恐竜は2億130万年前に発生した三畳紀~ジュラ紀間における大量絶滅を生き延び、その後のジュラ紀と白亜紀を通して陸生脊椎動物の頂点に立ったが、白亜紀~新生代古第三紀間における大量絶滅により、鳥類を除くすべての種が絶滅した。
地層と年代
上の写真は地層と年代を示した表です。 出典:1)
恐竜の分類
恐竜(きょうりゅう、英: Dinosaur)は、恐竜類(英、羅: Dinosauria)に
属する爬虫類の一群である。
現存している鳥類を除き全滅しています。 出典:1)Page6-7
竜盤類 Saurischiaの下位分類には次の2種類があります
獣脚類 (Theropoda)
メガロサウルス、ティラノサウルス、マイプ、鳥など
メガロサウルス、ティラノサウルス、マイプ、鳥など
鳥類についてもう少し細かく分類すると
始祖鳥 (Archaeopteryx) - ジュラ紀後期
孔子鳥 (Confuciusornis) - 白亜紀前期
エナンティオルニス類 (Enantiornithes) - 白亜紀
真鳥類 (Ornithurae)
新鳥類 (Rahonaves) = 鳥類 (Aves)
竜脚形類 (Sauropodomorpha)
孔子鳥 (Confuciusornis) - 白亜紀前期
エナンティオルニス類 (Enantiornithes) - 白亜紀
真鳥類 (Ornithurae)
新鳥類 (Rahonaves) = 鳥類 (Aves)
竜脚形類 (Sauropodomorpha)
ブラキオサウルス、サルタサウルスなど
鳥盤類(Ornithischi)の下位分類には次の5種類があります
すべて植物食の恐竜です。
上の写真は鳥盤類の骨盤の特長を解説したものです 出典:2)Page14
大きさは1 mのヘテロドントサウルスから10 mを超えるものもいる
ハドロサウルス科まで幅広い草食恐竜。パラサウロロフスも有名
上の写真はパラサウロロフスの骨格 出典:3)
カナダ、ロイヤル・オンタリオ博物館の展示より
ロイヤルオンタリオ博物館の公式サイト:Royal Ontario Museum (rom.on.ca)
全身を鎧のような骨で覆った恐竜
アンキロサウルス(Ankylosaurus Brown, 1908)が代表例
体長10m、白亜紀後期(マストリヒシアン7200-6500万年前)、
体長10m、白亜紀後期(マストリヒシアン7200-6500万年前)、
北アメリカ。分類名の由来となった最も有名な曲竜
その他、尾のハンマーで有名なエウオプロケファルス、ノドサウルス等
剣竜類はジュラ紀に繁栄のピークを迎えたが、その痕跡は白亜紀前期で
途絶え、中生代の終わりを待たずに絶滅
背中に骨の板、尾にトゲを持つ恐竜
上の写真は剣竜類の代表ステゴサウルス 出典:2)Page15
堅頭竜類の頭部が特徴的でヘルメットのような比較的扁平な頭骨を有す
パキケファロサウルス科が含まれます。
上の写真は堅頭竜類の代表パキケファロサウルス 出典:2)Page15
くちばし状の口と角を持った恐竜
上の写真は角竜類の代表トリケラトプス 出典:3)
ティラノサウルスについて
獣脚類に属する肉食恐竜で全長13m 体重は6~7トン
20年ぐらいで大人になって29歳ぐらいで寿命になったと考えられています
上の写真はティラノサウルスの想像図 出典:4)
上の写真はティラノサウルスの骨格図と各部名称 出典:1)Page10-11
恐竜の寿命
ティラノサウルスで28歳から29歳
恐竜は卵から生まれます
恐竜は卵から生まれます
上の写真は恐竜の卵の化石 出典:3)
恐竜の絶滅と鳥への進化
6,600万年前の小惑星衝突により成層圏に放出されたすすが地球規模の気候変動
を引き起し、恐竜やアンモナイトなどの絶滅を起こしました。
を引き起し、恐竜やアンモナイトなどの絶滅を起こしました。
メキシコユカタン半島の小惑星衝突に生じたクレーターの直径は約180Km
小惑星の直径が9Kmであったことも計算されています。
小惑星の直径が9Kmであったことも計算されています。
竜盤類の下位に分類される鳥類はこの危機を生き残り現在に種を留めています。
北海道むかわ町穂別で発掘された恐竜
北海道大学総合博物館の小林快次教授を中心とする研究グループ(北海道大学、むかわ町穂別博物館、 岡山理科大学,米国ペロー自然科学博物館,筑波大学,モンゴル古生物学地学研究所,東京学芸大学の 共同研究)は,日本古生物学会 2019 年年会(静岡市、6 月 21 日~23 日)において,むかわ竜について の骨の比較研究,系統解析,組織学の研究成果を発表します。詳細な比較研究によってむかわ竜が固有 な特徴を持つことを発見し,むかわ竜が新属新種の恐竜である可能性が極めて高いことがわかりました。 また,系統解析により,むかわ竜がハドロサウルス亜科のエドモントサウルス類(族)に属すことが明 らかになり,ロシアや中国のハドロサウルス亜科に近縁であることもわかってきました。
上の写真はハドロサウルス類 カムイサウルスの推定画
出典:4)
むかわ町から出土の恐竜の全身骨格化石はカムイサウルス・ジャポニクスと命名
(通称 むかわ竜)
下記サイトに全身骨格が示されています。
淡路洲本のヤマトサウルス・イザナギイ
上の2枚の写真は淡路文化史料館のヤマトサウルス・イザナギイの展示と説明パネル 撮影:2022-11-4
さらに詳細は下記ブログで書いています。
大阪市立自然史博物館の恐竜展2023
上の写真は現在開催中の恐竜展2023の展示。大阪市立自然史博物館で9月24日まで開催。
出典:2023年8月2日NHK総合テレビ 11:30から「ぐるっと関西 おひるまえ」
出典:2023年8月2日NHK総合テレビ 11:30から「ぐるっと関西 おひるまえ」
福井県立恐竜博物館
福井県で発掘された恐竜化石を紹介展示
兵庫県立人と自然の博物館
丹波竜の発掘拠点
アルゼンチン国立自然科学博物館
南米・アルゼンチンの恐竜研究の拠点
上の写真はアルゼンチン国立自然科学博物館の恐竜骨格の展示 出典:3)
まとまりの無い内容となってしまいましたが時間の都合でこの辺でアップします。