回向院は明暦の大火(1657年(明暦3年))の焼死者10万8千人を
幕命(当時の将軍は徳川家綱)によって葬った万人塚が始まり。
のちに安政大地震をはじめ、水死者や焼死者・刑死者など
横死者の無縁仏も埋葬する。
住所:
〒130-0026
東京都墨田区両国 2-8-10
TEL: 03-3634-7776
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あらゆる宗派だけでなく動物も供養するという理念から、
ペットの墓も多数ある。
上の写真は鼠小僧の墓の標識である。
鼠小僧次郎吉は「義賊」といわれ、物語、テレビ映画など
でおなじみである。
そのストーリーは鼠小僧が大名屋敷や旗本の家に忍び込み
大金を奪い、その盗んだ金は貧乏な人たちの住む長屋に
投げ込んでいくというものである。
鼠小僧の本名は次郎吉。堺町中村座の木戸番定七の長男で
寛政7年(1795)に生まれた。幼少から松平讃岐守殿お抱えの
建具屋星十兵衛の家へ弟子奉公に行き、16歳の時に実家へ
帰った。一人前の職人であったらしいが、朝から晩まで
働くのがいやなため、町火消し一番ろ組の頭取丑右衛門の
世話で町方の鳶人足になった。
鼠小僧次郎吉が召し捕られたのは天保3年(1832)で、
浜町の松平宮内少輔の屋敷へ忍び込んだところを捕らえ
られてしまった。
次郎吉の白状による窃盗の金額は約12,000両。
侵入した大名旗本の屋敷は150にものぼる。
墓を削って破片をもっていると願いが叶うといわれ
墓はかなり削られている。
回向院の公式HP