本日(2021-2-11)は建国記念日である。
2月11日が初代天皇とされる神武天皇(カムヤマトイハレビコ)が日向から倭へ東征し
大和・畝傍の白檮原=橿原(かしはら)で即位した日として昭和41年(1966)に制定
されました。
本ブログでは神武天皇(神倭伊波礼毘古命)の系図、東征ルート、ゆかりの場所、
建国記念日制定の経緯について纏めてみました。
系図
上の写真は神武天皇を中心とした系図です。
出典:海泉社MOOK 「古事記 神話を旅する」 洋泉社 (2016) Page86
神武天皇の呼称としては下記のとおり。
古事記では神倭伊波礼昆古命(かむやまといわれびこのみこと)、日本書紀では
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)の他に、始馭天下之天皇
(はつくにしらすすめらみこと)、若御毛沼命(わかみけぬのみこと)、
狹野尊(さののみこと)、彦火火出見(ひこほほでみ)などと称されています。
東征ルート
上の写真はイワレビコの東征ルート
出典:海泉社MOOK 「古事記 神話を旅する」 洋泉社 (2016) Page87
ゆかりの場所
橿原神宮(上記東征ルートのA)
上の写真は橿原神宮の拝殿 撮影:2011-5-5
訪問記は下記ブログ
奈良 橿原神宮の献茶祭 on 2011-5-5 : 散策とグルメの記録 (exblog.jp)
八咫烏神社(上記東征ルートのB)
上の写真は熊野速玉大社の境内にある八咫烏神社
出典:海泉社MOOK 「古事記 神話を旅する」 洋泉社 (2016) Page87
宇佐神宮(上記東征ルートのC)
上の写真は宇佐神宮
神武天皇陵
上の2枚の写真は神武天皇陵 撮影:2016-8-6
神武天皇(庚午年1月1日 (旧暦) 新暦では紀元前660年2月11日生まれ
- 神武天皇76年3月11日 (旧暦)新暦で紀元前584年没)
訪問記は下記のブログ
神武天皇陵 on 2016-8-6 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
石上神宮
上の写真は石上神宮 撮影:2015-11-5
神武天皇を熊野の村の大熊から救った霊剣が納められた社です
古代士族の物部氏の本拠地
訪問記は下記ブログ
石上神宮 訪問記 on 2015-11-5 - CHIKU-CHANの神戸・岩国情報(散策とグルメ) (goo.ne.jp)
建国記念日の制定までの経緯
Wikipediaより建国記念日までの経緯を引用紹介します。
世界で建国記念日を法律で定めて祝日とする国家は多いが、何をもって建国記念日とするかは、
国によって異なる。 日本では、建国の日が明確ではないため、建国神話(日本神話)を基に、
建国を祝う日として「建国記念の日」が定められた。
2月11日は、日本神話の登場人物であり、古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の
即位日が、日本書紀に紀元前660年1月1日 (旧暦)とあり、その即位月日を明治に入り、
グレゴリオ暦に換算した日付である。
1872年(明治5年)11月15日太政官布告第344号「神武天皇御即位祝日例年御祭典」によって、
旧暦1月1日に当たる1月29日が祝日とされた。翌1873年(明治6年)1月4日太政官布告第1号
「五節ヲ廃シ祝日ヲ定ム」によって、神武天皇即位日という名称となり、
1月29日に諸式典が斎行された。同年3月7日太政官布告第91号「神武天皇御即位日ヲ紀元節ト称ス」
によって、紀元節という名称に改称された。同年7月20日太政官布告第258号によって、
紀元節の日付は2月11日に改められ、翌1874年(明治7年)2月11日から適用された。
この紀元節は1948年(昭和23年)にいちど廃止されたものの、改めて1966年(昭和41年)に
「建国記念の日」として国民の祝日となり、その翌年から適用された。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます