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神戸市立小磯美術館 浜口陽三と南桂子展 on 2018-8-15

2018年08月19日 05時19分32秒 | 神戸情報
2018年8月15日、神戸市立小磯美術館で開催中の浜口陽三と南桂子展で
銅版画を鑑賞してきました。

記憶の留めるためブログ記事を書くこととしました。

神戸市立小磯美術館の基本情報

住所:神戸市東灘区向洋町中5丁目7 TEL:078-857-5880
開館時間:10:00-17:00 休館日:月曜日
入館料:一般800(600)円、大学生400(200)円、( )内は団体料金
    障害者手帳持参で無料、すこやかカード持参で400円


公式サイト:http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/koisogallery/




上の2枚の写真は浜口陽三と南桂子展のリーフレット


上の写真は小磯良平のアトリエを再現した建物と中庭
中庭には夏の風物詩でもあるサルスベリの木が彩りを添えています。


上の写真は浜口陽三と南桂子展の看板
六甲ライナー アイランド北口から小磯記念美術館に行く途中の六甲アイランド公園内
に掲示されています。



上の写真は神戸市立小磯記念美術館内の記念撮影スポット


浜口陽三(1909-2000)はメゾチントに色彩を導入した独自のカラーメゾチントを
導入した銅版画の世界では有名な大家です。

南桂子(1911-2004)は浜口陽三氏の妻でエッチング技法で独自の表現をされている大家です。

今回、もう一つ収穫だったのは洋画家の小磯良平画伯が銅版画の作品を数多く制作
されておりその一端を見ることができた事です。


内容が無いのでメゾチントの目立ての方法について記載して終えます。
厳密に言えばベルソー(ロッカー)による目立てのみがメゾチントというそうです。

ベルソー(ロッカー)・・・最もオーソドックスな方法で
   先端の刃の部分には細い番線が何本も入っており、これを銅版の上に乗せて、
   ユラユラ揺らしていくと、銅版に無数の点が打てるようになっています。

ルーレット ・・・ 持ち手のついたちいさな円柱上にトゲがたくさんついている
   道具で、銅板上をコロコロと転がして使います。ベルソーほどの強い黒は出ません。
 銅版画の他の技法と組み合わせ、画面の一部のみメゾチントを施す時などにも使います。


上の写真は私が使用しているルーレット 新日本造形 SNルーレットA型 No.85

ハーフトーンコーム ・・・ T字型の、レーキのような形の工具です。
 T字の先端が小さなベルソーのようになっていて、定規をあて引っかいて溝を作ります。
   銅板上にインクの溜るささくれが残らないためルーレットよりさらに黒は薄く
   なりますが、規則的な線が独特のテクスチャーです。


上の写真は私が持っているホーフトーンコームで新日本造形 211161
SN・ハーフトーンコームです。

線引き ・・・ ニードルなどを使い、定規をあてて一本づつ線を引いて
   画面を埋めてゆく方法です。
   大変な作業に思われますが、ベルソーほどの手間ではありません。
   ささくれも残り、得られる黒も深いです。


アクアチント・・・得られる黒はベルソーほどではありませんが、
   松脂の粉を銅板にのせて熱で定着させたものを腐食する、
   アクアチントの技法を目立ての代わりにする方法もあります。
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