2024年6月12日、淡路市の北淡震災記念公園で神戸の壁の写真を撮りましたので紹介します。
上の2枚の写真は北淡震災記念公園内に保存されている「神戸の壁」
神戸の壁は昭和2年(1927)頃、神戸市長田区の若松市場の延焼防止壁として建設されました。
先の大戦の終期、1945年3月17日の神戸大空襲、及び1995年1月17日の阪神淡路大震災でも耐え残りました。
平成7年(1995)1月17日の阪神淡路大震災から約1か月後にリメンバー神戸プロジェクト
が立ち上げられ、震災遺構の保存活動が開始されました。
震災の記憶を風化させないための震災遺構として、阪神・淡路大震災の教訓を
末永く後世に伝える為2009年1月17日、北淡震災記念公園に「神戸の壁」が移設されました。
北淡震災記念公園 野島断層保存館の基本情報
住所:〒656-1736 兵庫県淡路市小倉177
電話:079-82-3020
以下、三原泰治(リメンバー神戸プロジェクト 神戸の壁保存実行委員会)さんが
纏められた活動の年譜を添付しておきます。
1995年5月15日、市場の延焼防止壁は神戸の壁と命名されました。
1995年11月14日、「神戸の壁」保存実行委員会設立の集い
1998年3月9日、旧津名町(現淡路市)が神戸の壁本体の受け入れを決定
1999年3月5日、移設工事着工、壁本体は津名町へ搬送
1999年3月30日、神戸に基礎を遺すため、地元協議会支援で掘り出す
1999年11月21日、基礎をベンチの背もたれとした「神戸の壁ベンチ」アスタくにづか地下に設置
現地への訪問記(2017年12月17日)を下記ブログで書いています。
2000年1月16日、津名町に移設の工事が竣工し、竣工式が行われる
2001年6月24日、神戸の壁の跡地に基礎を台座にした復興住宅完成記念碑を建立
下記のブログで現地訪問記(2020年11月7日に訪問)を書いています。
2002年4月22日、人と防災未来センターに「神戸の壁ベンチ」を設置
2009年1月17日、「神戸の壁」の本体が旧津名町から北淡震災記念公園に再移設
2015年1月10日、「神戸の壁」ライト点灯北淡震災記念公園で再開
2015年11月2日、北淡震災記念公園、野島断層、神戸の壁、継承・発展実行委員会を設立
2019年3月17日、「神戸の壁」再移設10周年で「神戸の壁が語る影絵」を壁に投影
2019年7月6日、「神戸の壁ベンチ」と資料をWall・Galleryに開設
2019年11月22日、「神戸の壁ベンチ」人と防災未来センター南側へ移設
関連写真
上の写真は震災直後に撮影された「神戸の壁」
関連Youtube動画
神戸市長田区の住民が北淡震災記念公園で「神戸の壁」を見学
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