チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

<11月29日(水)の辺野古>機動隊が市民らを強制排除した後、違法ダンプが入っていく。海では船長の一人が軍警に拘束され、海保が刑特法違反で逮捕!

2017年11月29日 | 沖縄日記・辺野古

 11月29日(水)。本部町島ぐるみ会議の皆さんが、本部港を辺野古への石材海上搬送に使わせないために連日の行動を続けている。しかし、町当局が話し合いに応じないため、今日、役場内での座りこみ行動を始めるという。

 本部町に行く前に辺野古のゲート前に寄った。ゲート前の座りこみ集会で、司会のUさんに促されて昨日の県との交渉などの報告をしていると、突然、機動隊が動き出した。ダンプトラックが近づき、強制排除が始まった。 

 皆、懸命に頑張ったが、無理矢理機動隊に排除されて歩道の仮設の「檻」に閉じ込められてしまった。やがて数十台のダンプトラックやミキサー車が、次々にゲートに入っていく。

 工事車両が出た後、散水車が国道で散水を始めた。昨日から始まっているという。工事車両のために一帯は砂埃がひどく、皆、マスクを付けざるを得なくなっているのだが、こんなふざけた「ポーズ」はない。

 そもそも、埋立承認願書の環境保全図書では、「環境保全措置」として、「沿道の粉塵等の対策として、資機材運搬車両のタイヤに付着した泥・土の飛散を防止するために、タイヤ洗浄施設等の設置を行います」と明記されている(7-1)。シュワブから出る前に現場でしっかりとタイヤの洗浄が行われておれば、道路に泥や土が飛散することはない。しかし、現状では、タイヤ洗浄施設が全く設置されていないのだろう。防衛局は、散水車を出す前に環境保全図書を遵守する措置を講じなければならない。

 また、今日、入ったダンプトラックには、積載オーバーが目についた。下の写真のように、ダンプトラックの荷台の上に石や土が盛り上がって見えるのは、積載オーバーの疑いが強い。先日の市民らの告発によって、確かに不正改造車は以前よりも少なくなったが(それでも今日も違法ダンプが確認された)、今度は積載オーバーが露骨になっている。

 9月、沖縄総合事務局に行って不正改造車の指導を求めた際、何点かの積載オーバーが疑わしいダンプトラックの写真を見せた。沖縄総合事務局は、こうした積載オーバー車両についても、防衛局が指導するよう注意している。それにもかかわらず、相変わらず、積載オーバーのダンプトラックが走り回っているのだ。

 

 昼前、本部町の仲間から、「明日午後3時、町当局が交渉に応じると約束した」という電話が入った。それなら本部に行く必要はない。仕事がいっぱいたまっているので、辺野古を離れて那覇に戻った。ところが、午後、町当局から交渉をキャンセルすると言ってきたという。明日、改めて町役場に抗議に行かなければならない。

 そして午後、海上行動で船長の一人が軍警に捕まり、基地の中に連れ込まれたという連絡が入った。その後、海保に身柄を引き渡され、刑特法違反容疑で逮捕されたようだ。同乗していたメンバーに聞くと、明らかに臨時制限区域の外だ。明日は船に乗って現場を確認したい。

 

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