(伊湯岳(446m)頂上から見下ろした北部演習場。この時の詳細は、ブログ・ちょっとあぶないフェンスめぐり(2009.8.9)参照 )
今日は病院で●●の検査のため、高江には行けない。午後、家に戻ってきて高江のブログを見るが、特に防衛局の動きもないようでほっとした。
時間があったので、以前、県立図書館で集めた新聞資料をもとに、北部演習場周辺での米軍ヘリの墜落事故をまとめてみた。あまりの重大事故の連続に驚く。
・1973.8.2 安波西方の山中にCH46中型ヘリ墜落 3人死亡、1人不明
・1975.6.24 安波ダム建設現場近くにCH46D中型ヘリ墜落 3人死亡
・1980.12.19 安波ダム貯水予定地にCH53D大型ヘリ墜落 1人死亡、2人重傷
・1985.7.12 国頭村辺野喜ダム近くにCH53D大型ヘリ墜落 3人死亡、1人不明
・1988.10.31 東村高江の集落から西2.5Kmの山中にCH46中型ヘリ墜落 4人死亡
・1999.4.19 安波沖400mの海上にCH53E大型ヘリ墜落 3人死亡、1人不明
他にも、1999年8月には、東村平良の村営グランドにUH1Nヘリがエンジンの油漏れで不時着している。北部演習場周辺は特に事故が多いが、沖縄全域でも、1989年の喜屋武岬沖での墜落(14名死亡)、1976年の渡嘉敷での墜落(4名死亡)などの事故が相次いでいる。今のCH45、CH53ヘリでもこれだけ事故が続いているのだから、「未亡人製造機」と言われるほど事故の多いオスプレイに代わるといったいどうなるのだろう。
(1973.8.2琉球新報)
1973年8月2日、北部演習場で野戦訓練中だった海兵隊員がガケから転落して負傷したため、普天間海兵隊所属のCH46中型ヘリが救援作業にあたったが、墜落。乗務員4名のうち3名が死亡、一人が行方不明になった。
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(1975.6.25 琉球新報)
1975年6月24日、国頭村安波ダム付近で普天間基地所属のCH46D中型ヘリが工事資材運搬用のワイヤーロープに接触、谷底に墜落炎上し、乗員の米兵3名が全員死亡した。
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(1980.12.19 琉球新報)
1980年12月19日、安波ダム貯水予定地域で普天間基地所属のCH46中型ヘリが木材搬出用ワイヤーに接触して墜落。乗員3名のうち一人が死亡、二人が重傷を負った。
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(1985.7.13 沖縄タイムス)
1985年7月12日、国頭村の辺野喜ダム近くの山中に普天間海兵隊航空基地のCH53D大型ヘリが墜落した。ヘリは、空中で爆発した後、燃えながら墜落したという。米軍の乗員3人が死亡、一人が行方不明となっている。
現場近くでは、ダム工事の作業員や伐採作業員らが働いていたが、作業員の目の前で爆発し、わずか1.5m横に30Kgほどもある破片が落ちてきたという。
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(1988.11.1沖縄タイムス)
1988年10月31日、北部演習場で米軍のCH46中型輸送ヘリ2機が空中接触、1機が墜落し、海兵隊4人が死亡した。
(1988.11.1琉球新報)
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(1999.4.20 沖縄タイムス)
1999年4月19日、夜間会場飛行訓練をしていた海兵隊普天間基地所属のCH53E大型ヘリが、国頭村安波沖の海に墜落。米兵3名が死亡、1名が行方不明となった。
(1999.4.20 琉球新報、4.21 沖縄タイムス)