今日(8月29日・火)は、朝から名護へ。本部町島ぐるみ会議の北部土木事務所交渉に参加した。
防衛局が、辺野古側の埋立がすでに終わったにもかかわらず、辺野古側に土砂を仮置きする工事を発注・契約したことについては、このブロブで何度も説明してきた。これは大浦湾の埋立のための土砂であるから、設計変更申請が承認されていない現状では着手できない。そのため、県は防衛局に、2回にわたって、「重大な疑義がある」として、中止を求めてきた。
今日の北部土木事務所交渉は、辺野古側への仮置き土砂搬送のために、本部塩川港のベルトコンベア設置を許可するのかということが、最大の問題となった。違法工事のために、県の公共施設を使用させることができないのは当然である。ところが所長は、「港湾関係法令に則り処理しています」と繰り返し、「許可の方向です」と回答した。
一方で、今日、知事は防衛局に対して、「辺野古側において必要とする土量を超えた購入土砂等の搬入及び造成工事に着手しないことを求める」という行政指導文書を出した。知事が土砂の搬入中止を指示したにもかかわらず、担当部署が、知事の行政指導とは全く矛盾する許可を出すことなどあり得ない。
所長らは、1時間が経過すると、「時間です」と交渉を打ち切って退出した。そのため我々は、所長室前の廊下に座込み、行政指導と許可との関係についての説明を求めた。しかし、所長らは「本庁と調整します。待ってください」というだけで、何時までたっても説明しないため、座込みは4時間に及んだ。
こんなことは許されない。私は明日、県庁前広場で具志堅隆松さんらとの行動があるため名護には行けないが、他のメンバーは明日も午前10時から、所長室前での座り込みを続ける。
近くの方々は、是非、北部土木事務所に駆けつけてください。
(中央が北部土木事務所長(Nさん撮影))
(所長室前。この後、15名ほどで座込みの抗議行動に入った)
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今日、発出された知事名の行政指導文書