明日(12日・木)午後は、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会として、与党県議団と土砂条例の問題について意見交換会を持つこととなった。そして夜は一般市民向けに、土砂条例と辺野古新基地建設事業についての学習会も予定されている。今日(11日)は朝から、そのためのレジメや試料作成等の準備に追われた。
午後は土砂全協の阿部悦子共同代表と一緒に、土砂条例を所管する環境部自然保護課長との協議の場を持った。事前に出しておいた質問メモに沿って回答をもらい、話しあった。
現行の土砂条例は、2015年、公有水面埋立事業で県外から土砂が持ち込まれる際に、特定外来生物の侵入を阻止するために制定されたものだ。当時、翁長県政の与党県議団が議員提出で提案し、成立した画期的な条例である。先日から、当時の県議会特別委員会の議事録を読み返しているが、議案を提案した与党県議らと、自民党ら野党県議らの白熱した討論が続き、興味深い。
この条例は、那覇空港第2滑走路埋立事業で奄美大島から石材を搬入する際に適用されたことがある。その際の経過を振り返ると、条例の趣旨をさらに徹底させるために、いくつか改善したほうがよい点が浮かび上がってきている。今後、辺野古新基地建設事業で県外からの土砂搬入が始まるまでに、条例を改正し、強化することが喫緊の課題となっている。
明日の与党県議団との意見交換、夜の市民集会等を通じて、条例改正に向けた今後の方向を探っていきたいと考えている。
(以下、写真は阿部悦子さんより借用)
(自然保護課長と意見交換)
(阿部悦子土砂全協共同代表と自然保護課長ら)