(沖縄防衛局に張り出された辺野古埋立関連業務の入札公告(22日撮影))
1月21日、名護市長に稲嶺さんが当選したわずか2日後、政府は辺野古埋立に向けた調査・設計業務の受注業者を募る入札を公告した。地元の意思にかかわらず埋立を行うという強引な姿勢を示したもので許せない。安倍首相は、名護市長選の結果が出た後、「誠心誠意」「丁寧に説明したい」と繰り返していたはずだ。それが地元には何の説明もせず、入札公告に踏み切った。これほど沖縄を愚弄した暴挙はない。
1月22日、高江の件で嘉手納の沖縄防衛局に行ったので、入札公告が行われた3件(シュワブ(H25)水域生物等調査検討(その1)業務、同水域生物等調査検討(その2)業務、同埋立設計業務)に関する特記仕様書、図面、現場説明書等の公文書公開請求を行った。
これらの調査業務の概要を見て驚いたのだが、「調査検討業務(その1)」は、「普天間飛行場代替施設建設事業におけるサンゴ類の分布状況及び保全措置に関する調査検討」。また、「調査検討業務(その2)」は、「普天間飛行場代替施設建設事業における底生動物等の移植検討及びジュゴン監視装置に関する調査検討」となっている。しかし、これらの調査は、当然、アセス手続きの中や埋立承認申請のなかで検討されていなけらばならないものである。今頃になってこうした調査検討を行うということ自体許されるものではない。
今週中には、沖縄県から今回の埋立承認に関する膨大な資料も開示される。こうした資料を詳細に検討し、今回の埋立承認の違法・不当性をさらに明らかにして訴訟などにも生かしていきたい。
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<今朝の大山ゲート>
今朝も早朝午前5時半に那覇を出て大山ゲートに向かい、基地に入る米兵車両への抗議行動を行った。今年一番の寒さで、厚手のベンチコートを着込み、ネックウォーマー、レッグウォーマー、さらにはカイロまでつけるという完全装備。まさか沖縄でこんな恰好をするとは思わなかった。