今日(5月15日)は、沖縄が本土に「復帰」してから43年。瀬嵩の浜から「平和行進」が出るというので、「平和丸1号」、「平和丸2号」を出した。カヌー隊も15艇ほどが出ただろうか、皆で瀬嵩の浜の集会に向けて声援を送った。浜の集会参加者は1200名。浜からも海上のカヌー隊や船団に向かって、シュプレヒコールを続けてくれた。
集会を終え、一行はシュワブ基地ゲート前に向けて平和行進に出発した。カヌー隊と船団も、しばらく大浦湾沿いに進み、平和行進参加者らとエールの交換を続けた。大浦湾沿いの県道を、長い長いデモの隊列が続いた。
大浦湾では、台風のため撤去したボーリング調査の台船は未だ戻ってきていない。防衛局は、次の台風が来るかもしれないので、しばらく様子を見ているようだ。海上作業はないのに、海保のゴムボートが7~8隻も出てきて、我々を監視し続けた。
フロートの向こうに海保のゴムボートが集まってきた。「平和丸1号」のマイクを使って、海保の連中に向かって13日の東京での海上保安庁交渉の内容を説明した。「この間相次いでいる海保による市民の抗議船への追突事件や転覆事件、そしてケガ人が相次いでいること等に対して、まもなく本部から沖縄に対して『適切な指導』が行われる。もうこれ以上、ケガ人を出さないように注意せよ。今までのような暴力的な規制はもう絶対に繰り返すな!」などと話した。ところが、海保の連中は始めのうちは黙って聞いていたのだが、しばらくするとゴムボートが次々に引き上げていく。「おい、待ちなさい。もう少し残って私の話を聞きなさい。」と呼びかけたのだが、海保のゴムボートはすっかり少なくなってしまった。
海上での作業はなかったが、旧米軍兵舎の解体工事は今日もどんどん進んでいる。
沖合には米軍の艦船が姿を見せた。シュワブの浜からは何隻もの水陸両用艇がこの艦船に向かって出ていったそうだ。
昼頃、海上行動を終え、午後はゲート前の座り込みに参加した。平和行進の一行も着いてゲート前は大勢の人たちで溢れた。私もマイクを渡されたので、13日の防衛局交渉、海上保安庁交渉の内容を詳しく報告した。