4月6日(月)、今日はJさんと「ラブ子」を担当、カヌー隊のサポートにあたった。他には、「さと号」「平和丸2号」「平和丸3号」「不屈」「美ら海」が海に出た。6隻体勢が取れたのは久しぶりだ。
今日は大変な事件が発生した。午後、大浦湾で突然、カヌー隊の拘束が始まった時のことだ。「不屈」がそのサポートに向かったが、海保の指揮船・「てぃだ」が全速で「不屈」を追い、そのまま、「不屈」に追突してしまった。「てぃだ」の船首が「不屈」のキャビンのドアにぶつかり、ドアのガラスが木っ端微塵に割れてしまった。ドアのフレームもぐにゃりと折れ曲がってしまったから大変な衝撃だったのだろう。船尾も、大きく破損した。「不屈」に乗っていたYさんは、頭からそのガラスの破片をかぶったが、幸い、ケガはなかった。
いっさいの責任は海保の「てぃだ」にある。「てぃだ」は「不屈」を右舷側に見ながら接近してきた。海上交通のルールでは、相手を右舷側に見る船が「避航船」であり、減速して避航しなければならない。「海上衝突予防法」違反、そして運転未熟としか言いようがない。この4月になってから人事異動で海保の海猿たちもかなり顔ぶれが変わった。防衛局がチャーターした漁船のアンカーロープにゴムボートのプロペラを絡ませたり、干潮時、プロペラを岩礁に当てたりするなど、海保のメンバーたちの操船の未熟さが目立つ。
今回の事故は、まかり間違えば大変な人身事故になっていたかもしれない大事故だ。弁護士さんとも相談し、海保の責任を追求し、損害を賠償させようということになった。
(破損した「不屈」の現場検証をする海保の保安官たち。甲板には砕けたガラス片が散乱している。ドアのフレームも折れ曲がり、衝突の際の衝撃の強さが分かる。)
(午後、海保がカヌー隊の拘束を始めた。)
午前中、波が高かったためか、スパッド台船に上には作業員の姿はなかった。海上から出ているのが、深場のボーリング調査のためのガイドパイプ。深場のボーリング調査はほとんど進んでいない。
辺野古近くの米軍兵舎解体現場。大型ユンボが動き回っていた。
(大きなピースボートを掲げた「さと号」)