4月17日(金)、朝から辺野古へ。
ここ数日のブログで、辺野古の工事の受注業者(五洋建設、大林組、清水建設)で感染者が出たので工事を中止すべきだと訴えてきた(清水建設では死者も出た)。防衛省の本省でも感染者が出た。そして昨日には、とうとう辺野古の工事現場で従業員の感染が判明したという。さらに全国全てで緊急事態宣言も出された。当然、「不要不急」の辺野古の工事は中止されるだろうと思っていたが、防衛局は「状況の整理を行うため」に今日一日だけの工事休止しか行わないというのだ。
玉城知事は朝一番に菅官房長官に電話をして、辺野古の工事中止を求めた。しかし、河野防衛大臣は記者会見で、「工事を止める考えはない」と開き直っている。これだけの事態となっても工事を停止しないのだから、人の命などどうでもよいと思っているのだ。
(シュワブの工事用ゲートはフェンスが閉まったままで人の姿はない。これも今日1日だけ)
午後、安和桟橋と本部塩川港にまわった。両港でも土砂運搬のダンプトラックがひっきりなしに入ってくる。「工事の1日休止」はシュワブの現場だけにすぎないのだ。防衛局は、県民の抗議行動が休止されたことを幸いに、今がチャンスだと土砂の搬送のペースをあげている。
(安和桟橋ゲート前)
(本部塩川港)
<追記>
その後、鹿島建設と大林組は緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大されたことを受け、全国の工事を中止すると発表した(東京新聞 2020.4.17 WEB版)。
鹿島建設は「シュワブ(H27)傾斜提護岸新設工事(3工区)」を受注、大林組は、辺野古側に土砂を投入している「シュワブ(H29)埋立工事(3工区)を現在、施工中だ(東洋建設、屋部土建との共同企業体)。両社は当然、辺野古の工事を中止することとなる。
防衛局が工事強行にひた走ろうとする中で、ゼネコンの方が工事中止に向けた動きを見せている。