(12月21日付琉球新報1面)
辺野古の埋立申請に対して、いよいよ知事の最終判断の時期が迫っている。しかし、今になってとんでもない事実が判明した。昨日、県内の環境団体が、埋立申請の不承認を求める会見をしたが、そこで真喜志好一さんが指摘したのだ。
この事実については、今朝の琉球新報が1面トップで大きく報道したが、少し補足しよう。
防衛局は、今までのアセス手続きでは、「護岸」について次のように説明していた。
「ヘリ等が故障した場合等について船舶(T-AVB4(全長約184m))を使用した輸送を実施する必要があることから、護岸の一部(約200m)を船舶が接岸できる構造(係機能付)として整備しますが、恒常的に兵員や物資の積みおろしを機能とするようないわゆる軍港を建設することは考えていません。」(アセス評価書要約書2-10)、「係船機能付護岸はヘリ等が故障した場合に使用する。ヘリ等の故障は普天間では年に1回程度。常時停泊することは想定していません。」(同4-1-7)
ところが、埋立申請書では、いつのまにか272mもの護岸に変更されており、揚陸艇が搭載可能な強襲揚陸艦(全長257m、4万5千トン)の接岸が可能となっていたのだ。しかも、揚陸艇の水陸両用訓練が可能となる斜路も初めて記載された。「年に1回程度」接岸する船のための護岸としてアセス手続きをすすめておきながら、実際には軍港として利用されることは明らかだ。沖縄県は、この護岸の利用頻度、何故、長さを変更したのか等について、防衛局に確認したのだろうか?いずれにしろ、こんなごまかしの埋立申請は突き返さなければならない。
(県庁前座り込みテント前の掲示板より)
21日(土)も県庁前の座り込みテントには大勢の人たちが集まった。ちょうど通りかかったプロのギタリスト・Mさんのミニライブ。
(テントの横では大浦湾の写真展も)
(座り込みの合間にはチラシ撒き)
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(20日(金)の大山ゲート)