8月1日、早朝から辺野古へ。今日はKさんと「不屈」を担当。他には「美ら海」、「ブルーの船」。カヌーは12艇が海に出た。はるか東には台風5号が近づいているが、今のところはまだたいしたうねりはない。暑さは厳しいが、海は見事に澄み切って群青色に輝き、爽快だ。
汀間漁港を出てすぐに航路入口に向かう。辺野古からやってきたカヌーメンバー4名を乗せ、カヌーを曳航して再度、大浦湾を戻り、K9護岸の様子を見にいった。
K9護岸では、先端部分に根固用袋材設置作業が行われていたが、これ以上、捨石投下部分が延長されることはない。内側にテトラポッド、そして上部に「蛇籠」が設置されている。
K9護岸等の護岸工事について、昨日、防衛局から多くの資料が開示された。まだ全てをチェックできていないが、『シュワブ(H26)傾斜堤護岸新設工事 仮設工事詳細施工計画書』(H29年4月)によると、現在行われている工事は、「仮設工事」とされているものにすぎないことが分かった。当初から100mだけの施工とされていたようだ。また、基礎の捨石部分はそのまま残ると思われるが、現在設置されている根固用袋材、テトラポッド、防潮工としての築堤マット(蛇籠)等は、全て仮設の工作物に過ぎず、最終的には撤去してやり直しとなるのだ。大変な手戻り作業だ(この『仮設工事詳細施工計画書』の内容については、明日にでも詳しく説明しよう)。
K9護岸では、先端部に根固用袋材の設置作業が行われていた。
カヌーを曳航したまま、辺野古側に向かう。
辺野古崎近くの工事用仮設道路③の施工現場。1週間ほどで、かなり進んでいる。海岸部に根固用袋材を置き、中央に栗石を入れて、その上に砕石を敷いて幅員7mの工事用道路とするものだ。
フロートの内側には、また海保が海の中に立っている。
辺野古側最西部では、今日は作業はなかったが、既設道路から海岸に捨石が投下された後、前面に根固用袋材が並べられている。
辺野古から汀間漁港に戻る。「不屈」担当の海保のボートが後をついてくる。
今日は、名護でも最高気温34.9度という凄まじい暑さで、もう熱射病寸前だった。ゲート前の座り込みはさらに厳しかっただろう。採石場で一人が逮捕されたという知らせも入った。厳しいが、ここが踏ん張りどころだ。