今朝(2月8日・火)の新聞を見て驚いた。今日から13日まで、米軍が那覇軍港を使って訓練をするというのだ。海兵隊員250人が参加し、オスプレイやCH53ヘリ、海軍輸送艇等を動員した大きな演習だという。
県庁等の市街地中心部や空港にも近く、那覇軍港での演習は危険極まりない。そもそも、那覇軍港はほとんど使われておらず、遊休化しているというのが実態だった。最近では沖縄周辺での演習が激化しているが、今後、那覇軍港の使用を強化するという狙いもあるのだろう。米軍は、沖縄の何処でも自由につかうのだと見せつけているのだと思われる。
大急ぎで沖縄平和市民連絡会のメンバーらに連絡をとった。午前10時には、軍港を見下ろす道路脇に20人ほどが抗議に集まった。
午前10時過ぎにCH53ヘリで30名ほどの銃を持った兵士たちが降りたった。今日は初日なのでまだ準備作業なのか、その後の動きはなかったが、午後5時頃にはオスプレイまでやってきたという。
(午後5時頃、軍港に降りたオスプレイ(Kさん撮影))
(沖縄平和市民連絡会のメンバーらによる抗議行動)
上の写真はたまたま、軍港内の兵士たちの様子を望遠レンズで撮影したもの。左側に武装兵士たち、右側にはプラカードを持った10人ほどの私服の連中がいる。
プラカードの写真を拡大すると下のように読み取れた。
「Run Away American!」(最初の Run の部分は定かではないが)。「アメリカ人は出て行け!」という意味だと思われるが、わざわざこんなプラカードを持ちだしている理由は何だろう。
これは、米兵や米軍に対する抗議行動を海兵隊が鎮圧する訓練ではないのか? 沖縄でわざわざこんな訓練をするのは、あるいは米軍基地への県民の抗議行動に備えた治安訓練なのかもしれない。
いずれにしろ、那覇軍港でのこのような訓練は絶対に許されない。
県民が普天間やシュワブでの抗議行動で「OUR HOM NOT YOURS!」というプラカードを使うことが多いが、今日はそのプラカードも出てきた。県民の抗議行動に対する治安行動の演習であることは明らかだ(9日撮影)。