チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

沖縄県、不開示にしていた辺野古関連文書を次々と開示

2015年05月26日 | 沖縄日記・辺野古

 知事はいよいよ明日、アメリカに出発する。訪米までに、許可区域外にコンクリートブロックを投下した問題について、埋立本体部分の岩礁破砕許可を取り消すよう訴え続けてきたが、結局、それも行われなかった。何の具体的な取組みもしないまま、ただ、反対を訴えてもどれだけの効果があるのかは極めて疑問だ。

 5月26日(火)は義母(96歳)の病院行のため辺野古には行けなかった。午前中は頼まれていた原稿を1本書き上げた後、県庁に行き、辺野古関連の公文書の開示を受けた。

 今日、開示されたのは次の2つの文書だ。いずれも、以前は、「不開示決定」をしたり、公開を渋っていたものだが、県の姿勢は、最近になって大きく変わってきたようだ。

1.知事が本年2月16日、防衛局に対して大浦湾への新たなコンクリートブロック(以下「CB」)設置、移動の停止を指示した際に提出を求めた、防衛局が許可区域外に設置したCBの設置前後の海底の現況写真(2月25日に防衛局から提出されたもの。)

 私はこの文書の開示請求を本年3月2日に行ったのだが、県は本年3月18日付で不開示決定を出した。そのため私は、3月24日、沖縄県情報公開審査会に異議申立を行った。その文書について、県は3月18日付の不開示決定を取消し、今回、全面開示決定したものである。

 開示された写真は95枚にも及ぶ膨大なものだが、反対協のダイビングチームが明らかにしたようなCBが珊瑚礁を破壊している写真は含まれていない。珊瑚礁破壊の実態を隠した写真を県に送付しているようだ。

 

2.知事の海上作業の中止を求める指示書に対して防衛局が行った行政不服審査請求に関する文書

 翁長知事は本年3月23日、このCB投下問題に関して「県の調査が終わるまで全ての海上作業の中止」を指示した。ところが防衛局は農水大臣に対して行政不服審査請求を行い、3月30日、農水大臣が執行停止の申立を認め、知事の指示の効力を停止してしまった。

 私はこの問題について4月23日、防衛局の審査請求書、執行停止申立書、知事が農水大臣に出した執行停止に関する意見書、また審査請求に関する弁明書等の公文書公開請求を行った。県は当初、不開示と言っていたが、結局、期間を延長した上で、今日、やっとこれらの文書を開示した。(なお、これらの文書については、防衛局は「不開示」のままである。)

 

 いずれにしろ、今日開示された文書はこれまで「不開示」とされていたものです。もし必要な方がおられたら私宛てに連絡をいただければお送りします。

 

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