5月27日(水)、早朝4時45分に那覇を発ち、辺野古での午前6時のミーティングに参加した。今日は、Hさんと「平和丸1号」でカヌー隊のサポートを担当。他には「美ら海」と「平和丸2号」。カヌー隊は辺野古・松田ぬ浜から17隻が出た。
辺野古でいったん皆が合流し、しばらく監視を続けていたが、防衛局の作業船「浪速丸」が動き出したので、「美ら海」とカヌー隊1班、2班は、瀬嵩近くのフロート付近での監視行動に向かった。「平和丸1号」とカヌー隊3班、4班は辺野古近くに待機する。
平島で昼食をとった後、「平和丸1号」は大浦湾に戻り、「美ら海」らの監視行動の現場に向かった。防衛局の作業船3隻がフロートやオイルフェンスの補修作業を始めようとしている。カヌー隊が作業船に近づき、抗議する。「平和丸1号」からもマイクで、「作業員さん! このフロートやオイルフェンスは、沖縄県に何の申請もなく、無段で設置されたものです。違法ですから、作業は止めて下さい!」と訴える。
海保のゴムボートがカヌー隊を阻止しはじめた。海保に向かってもマイクで、「海上保安庁は防衛局の違法行為を取り締まりなさい! あなたたちは『海洋の法令遵守』を強調するが、『海洋の法令』には、県の漁業調整規則や公有水面埋立法などもある。防衛局のガードマンのような仕事ばかりせず、防衛局の違法行為を取り締まりなさい! そしてこれ以上、ケガ人を出すような過剰な規制はもう許さない!」と訴え続けた。
結局、防衛局の作業船は途中で作業を諦め、引き上げていった。
(昼は、平島に上陸して皆で昼食)
(船に乗ってもらっていた大阪、京都からの支援者らに、平島近くのハマサンゴの群落を案内する)
旧米軍兵舎の解体工事が旧ピッチで進んでいる。一応、放水はしているが、防塵ネットは設置しておらず、現場からは粉塵が巻き上がっている。
それにしても現場にはすでにとんでもない大量のコンクリート殻が積まれている。防衛局は、アセス評価書や埋立承認願書では、これらのコンクリート殻は外に持ち出さず、現場で再生路盤材として再利用すると言っている。しかし、こんなに大量のコンクリート殻は、路盤材として使用する量をはるかに超えている。危惧されるのは、埋め立て材として海に投入されることだ。
エリグロアジサシが時々、水面に飛び込み、小魚を獲っている。エリグロアジサシは夏が近づくと南方から飛来してくる渡り鳥。辺野古の長島や平島付近は彼らの住処となっている。
午後3時半頃、今日の行動を終え、辺野古・松田ぬ浜までカヌー隊を曳航する。