11月21日~22日、辺野古への土砂海上搬送が続いている本部塩川港で「塩川デー」の取組が行われた。多くの人たちが結集し、土砂搬入のダンプトラックの前をゆっくりと歩き続け、ダンプトラックの台数を通常の3分1ほどに減らすことができた。
ただ、その際、本部塩川港を管理する沖縄県北部土木事務所の5~6名の職員らがとった行動は看過できない。
5~6名の職員らが、抗議をする県民の間に割って入り、警察官と一緒になって、「速やかに移動してください」、「立ち止まらないでください」と迫ったのだ。県職員のこのような行為は、県民の合法的な抗議行動・表現行動を押さえつけようとするものであり許されない。
今までの辺野古新基地建設反対運動の中で、県職員がこのように露骨に県民に対峙したことはなく、きわめて重大な事態である。
(白いヘルメットが北部土木事務所職員)
写真は撮れなかったが、北部土木事務所職員らは臨港道路で抗議する県民の間に割って入り、「速やかに移動してください」等と迫った。
防衛局は、以前、地元住民に対して、「本部塩川港へのダンプトラックの台数は1日に160台まで」と文書で約束した。ところが、現在は1日に600台~800台ものダンプトラックが本部塩川港に入っている。
本部塩川港を管理する北部土木事務所は、防衛局の約束違反を注意するべきであって、それに抗議する県民に対して退去を求めることは許されない。
本部町島ぐるみ会議は、毎月、ベルトコンベア設置許可の取消等を求めて北部土木事務所と交渉を続けている。今月の交渉は11月29日(火)に予定されている。その場でも、この問題を追及し、県の謝罪を求めたい。
(北部土木事務所は、先ず、防衛局の約束違反を是正させなければならない!)
(11月21日の「塩川デー」。まだこの時は県職員はいなかったが、この後、県職員は抗議する県民の間に割って入り、「速やかに移動してください」等と迫った。)