博治さんがとうとう釈放された!
辺野古から那覇に戻った午後5時頃、Sさんから「もうすぐ博治が釈放される」という電話が入り、慌てて拘置所前にかけつけた。すでに何人かの人たちが集まっている。テレビカメラなど、マスコミも続々と集まってきた。しかし、弁護士さんからは「地裁は保釈決定したが、検察が異議申し立ての抗告をするので、まだどうなるか分からない」という連絡が入る。皆、やきもきしながらひたすら待ち続けた。
午後7時過ぎ、高裁那覇支部が検察の異議申し立てを却下したという連絡が入った。いよいよ保釈決定だ。大きな歓声が沸き上がり、「今こそ、立ち上がろう!」の大合唱が始まった。弁護士さんたちが、手続のために裁判所に入っていく。
弁護士さんたちが裁判所を出て拘置所に入っていく。それから1時間近くたっただろうか、やっと博治さんが拘置所を出てきた。拍手と歓声で大騒ぎとなった。
弁護団と一緒に拘置所を出てきた博治さん。お連れ合いのTさんが駈けよっていく。
博治さんは、午後7時頃、突然、保釈だと言われたという。5ヶ月間の拘置所生活で荷物も増えたため、博治さんも弁護士さんらも段ボール箱を抱えて出てきた。
泣き虫の博治さん。皆の前に来たとたん、もう涙ぐんでいる。出迎えに来た人たちの多くも泣いている。
それでも、いつものように元気な口調で皆に挨拶をしてくれた。「急なことで、高江で逮捕された当時の服装のままです」と言って、長靴の足を上げて皆の笑いを誘う。
元気なのだが、やはり少しやせている。5ケ月もの拘留生活は大変だっただろう。ゆっくり休んで、一刻も早く辺野古に戻ってきてほしい。また一緒に頑張ろう。
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今日(18日)の辺野古。
昨夜、裁判所前に駈けつけたりして遅くなったので、今日は海に出る時間には辺野古に行けなかった。シュワブのゲート前集会に参加する。マイクを回されたので、昨日の博治さんの公判の様子を報告。その後、海上行動に出ている船長から、「大浦湾の汚濁防止膜をまた引き上げている。どうなっているのか、瀬嵩の灯台跡から監視してほしい」という連絡が入った。そこで、この間、問題となっている岩礁破砕許可問題について説明をした後、急いで瀬嵩に向かった。
午後まで灯台跡から作業の様子を監視した。汚濁防止膜の一部を海底に沈めたり、クレーンに引き上げてカーテン部の点検作業などが続いていた。船やカヌーに、そうした状況を報告する。
海に降ろした汚濁防止膜も、まだグニャグニャのままだ。クレーン船に再度引き上げて、カーテン部の点検なども続いている。きちんと設置できるまでにはまだまだ時間がかかるだろう。