今日(7月15日・水)、沖縄平和市民連絡会と県議会与党県議団の学習会が開かれた。平和市民連絡会は、今回の県議会定例会に海砂採取の総量規制を求める陳情を提出している。7月7日に陳情書を出した際、与党各会派をまわって趣旨を説明したが、海砂問題を含め、辺野古新基地建設阻止のための沖縄県の課題についての学習会を持とうということになったのだ。
今日の学習会には、与党県議団からは23名もの議員さんが参加された。議長を除けばほぼ全員に近い。新しい構成となった県議会だが、議員さんたちの積極的な姿勢が嬉しい。
私から、まず、海砂問題に関する陳情の趣旨について説明した。昨年からの取組によって一部、運用面の改善が行われたが、総量規制を早急に設けないとこのままでは沖縄沿岸部の環境は破壊されてしまうこと。また、国頭の東海岸沖等、ジュゴンの生息地での海砂採取の禁止が必要なことなどを訴えた。
さらに、この間、大きな問題となっている琉球セメント安和鉱山の森林法違反開発問題、本部塩川港のベルトコンベア設置問題、土砂条例・県土保全条例の改正問題等について説明した。最後には、設計変更申請の告示・縦覧がまもなく始まるが、この問題についての与党県議団としての取組をお願いした。
議員さんたちからは、活発な質問も相次ぎ、有意義な学習会となった。明日は、土木環境委員会が開催されるが、今日の学習会の成果が反映されることを期待したい。
(与党県議団との学習会)