4月5日(水)、早朝に那覇を発ち辺野古へ。夜が明けて晴れ間が出てきたのだが、風が強い。ともかく船長たちが汀間漁港に行き、大浦湾の波の様子を見ようということになった。
汀間漁港から見た大浦湾には、外洋のうねりがそのまま入り込んで荒れている。とてもカヌーは無理なので、すぐに海上行動の中止を決める。それでも、抗議船を出して短時間でも作業の様子を見ようということになった。私はMさんと「勝丸」に乗船、高い波に船は大きく揺れ、皆、びしょ濡れになったが、弾薬庫下から航路入口まで一回りした。
キャンプ・シュワブのヤニバマからクバマにかけての海岸では、今日も道路工事が進められていた。防衛局は一日も早く埋立本体工事を着工しようと狙っている。最初の本体工事は、クバマに取り付くK9護岸の造成だが、そのためにはまず、進入路を作る必要がある。そのための工事が始まったのだ。ところが、この箇所の道路造成工事は、当初の埋立承認願書にも記載されておらず、2014年12月に防衛局が当時の仲井眞前知事の承認を得た設計概要変更申請にも含まれていない。そのため、防衛局はこの道路造成工事をするためには、まず、設計概要変更申請を提出し、翁長知事の承認を得なければならない。現在の道路工事は、その手続がされておらず、完全な違法工事である。県の毅然とした対応が必要だ。
航路入口まで来ると、2隻の大型クレーン船の横の櫓から海底に設置された海底ボーリング調査のためのガイドパイプが2基、海に突き刺さっていた。再開された海底ボ-リング調査は、スパッド台船3基、2隻の大型クレーン船、そして大型調査船「ポセイドン」による調査が進められているが、これらも、岩礁破砕許可の事前協議がまず必要だ。
船を揚げ、キャンプ・シュワブゲート前の座り込み集会に参加した。今日もマイクを回され、現在の工事の状況等について話しをさせてもらった。