チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

10月10日(火)、工事差止訴訟の口頭弁論を傍聴---翁長知事が「県民は誇りと尊厳をもって新基地建設反対に立ち上がっている。知事としても辺野古新基地は絶対に許せない!」と力強く陳述

2017年10月10日 | 沖縄日記・辺野古

 10月10日(火)、昨夜は大浦湾に打ち寄せる波の音を聞きながら寝た。朝になっても、風が強い。午前7時半からのミーティングで、やはり今日の海上行動の中止が決まった。ただ、工事の状況を見るため、短時間、汀間と辺野古からそれぞれ船を出すこととなった。

 私は、違法ダンプトラックの様子を確認するため、工事用ゲートに向かった。ゲート前の集会で今日もマイクをまわされたので、工事の現状について説明をさせてもらった。

 今日はダンプトラックの動きがない。海上からの観察でも、工事の動きはないというが、資材の搬入も中止になったようだ。大急ぎで那覇に向かい、沖縄県が、無許可の岩礁破砕は違法として、国を相手に岩礁破砕を伴う工事の差止を求めた訴訟の第1回口頭弁論を傍聴した。 

 午後2時から裁判所前の公園で事前集会が開かれた。今日はちょうど総選挙の公示日、沖縄の1区から4区までの候補者も全員顔を揃えた。皆で、なんとしてもオール沖縄の4人の候補者全員の勝利を勝ち取ろうと、大きな拍手が沸き上がった。

  抽選には外れたのだが、知り合いの方が傍聴券を譲ってくれたので、口頭弁論を傍聴することができた。

 まず裁判長が、今までに提出された書面、書証の確認を終えた後、国が、「県の提訴は、裁判所の審判の対象外で不適法」と陳述。その後、翁長知事が意見陳述に立ち上がった。

 知事は、岩礁破砕許可の手続の重要性と、今回の国の対応の問題点について明快に説明した後、次のように述べた。

「沖縄県民は今日まで、誇りと尊厳をもって新基地建設反対に立ちあがってきました。その主張は一点の曇りもない正当な権利であります。私の思いもまた、県民と共にあります。重ねて申し上げますが、多くの県民の負託を受けた知事として、辺野古に新基地を造ることなど絶対に許すことはできません」

 その後、宮国弁護士、仲西弁護士が、それぞれ漁業権の問題、法律上の争訟の問題について具体的な陳述をされた。特に、仲西弁護士の陳述は、「本件は裁判所の審理になじまない」という国の主張を見事に論破したものだった。

 次回の口頭弁論は、11月14日、午後3時に開かれる。

*********************************

 今日は風が強く、大浦湾は荒れていた。防衛局の監視船も出ていない。

 総選挙の公示、そして那覇での裁判などが重なったが、今日もゲート前には大勢の人たちが座り込んだ。私も工事の状況について説明した。

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「オスプレイ配備普天間ゲー... | トップ | 高江に米軍ヘリが墜落炎上し... »
最新の画像もっと見る

沖縄日記・辺野古」カテゴリの最新記事