9月11日(月)、今日は海上行動を休ませてもらってゲート前の座り込みへ。シュワブに入る不正改造やダンプ規制法違反のダンプトラックを監視するのが目的だ。
午前9時頃、機動隊による強制排除が始まった。
機動隊は、ゲート前に座りこんでいる人たちだけではなく、道路の向こう側でマイクを持って訴えているSさんにまで襲いかかった。そして4~5人がかりで手足をかかえ、歩道の一角に作った「檻」に放り込んでしまった。こんな規制の法的根拠はいったい何か? 決して許されない機動隊による違法行為だ。
結局、62台の工事車両がゲートに入っていった。やはり、そのかなりが不正改造で道路運送法違反車両だった。このような車を運転するのは道路交通法62条違反で「3月以上又は5万円以下の罰金」という罰則もある。県警は、市民らが車両の前に立ちふさがったというだけで、道交法違反で逮捕し手錠をかけて連行するが、こうした違法車両の運転という道交法違反行為はいっさい問題にしようとしない。
昨年、高江のヘリパッド工事でもこうした違法ダンプが大量に使われ、県警はそれを黙認した。我々は、沖縄総合事務局への抗議や、11月2日には参議院議員会館で、防衛省、国土交通省、警察庁の担当者に対してこの問題を追及した。
警察庁は、その際、次のように回答している。
「道路運送車両法に違反する疑いのある旨の情報がよせられた工事用車両について、沖縄総合事務局による行政指導が行われていることは承知しています。---沖縄県警察において、個別具体的な事情に応じて適切に対応するものです。警察庁が取り締まれということができませんが、今日、こういった要望があったということは沖縄県警にお伝えさせていただきます。」
やがてダンプトラックが出てきた。規制を逃れた人たちがゲート前に集まり、機動隊に抗議する。ダンプトラックはしばらくの間、立ち往生した。
全ての車両が出た後、炎天下の工事用ゲートを避け、メインゲート前のテントで集会を続けた。私にもマイクを回されたので、今の工事の状況について説明した。ともかく焦っているのは防衛局だ。市民が確信を持って抗議・阻止行動を続け、知事が毅然と対応すれば、防衛局は八方塞がりに陥るのだ。