今日（14日・木）、高江のヘリパッド工事で使われている違法なダンプトラックの問題について、平和運動センターの大城さん、関西生コン労組のHさんらと陸運事務所を訪問した。輸送、整備部門の専門官らが対応してくれた。
今回のヘリパッド工事では、県民の抗議にもかかわらず、連日、砂利等を積んだ大量のダンプトラックが現場に入っている。
ダンプトラックについては安全確保等のために、積載オーバー・背番号表示の義務づけ・不正改造の禁止など多くの規制がかけられている。しかし、今回のヘリパッド工事で使用されているダンプトラックの多くがこうした規制に違反しているのだ。
たとえば下のダンプトラック。積載している砂利が荷台にこんもりと盛り上がっている。これは明らかに積載オーバー（過積載）であり、道路交通法違反で６ヶ月以下の罰金又は10万円以下の罰金が課せられる。
また、上のダンプは側面や荷台の後に背番号表示がなく、ダンプ規制法に違反している。これも罰金刑の対象だ。
下のダンプは、後の荷台に「さし枠」がつけられており、荷台の一部が高くなっている。また後に背番号表示がない。ヘリパッド工事で使用されているダンプの半分ほどは背番号表示がない。さらにリアバンパーも違法状態ではないか。また、窓ガラスに着色フィルムが貼られているダンプも多い。
下のダンプは車検のステッカーが貼られていない。これはもう論外だろう。
今日は、こうしたダンプトラックの写真を渡し、陸運事務所として今後の使用を禁止する行政指導を行えと要求した。陸運事務所は道路運送車両法に基づき、こうした整備不良車に対して整備命令を出し、当該自動車の使用を禁止することができるのだ。
明日以降、防衛局、北勝建設はこうしたダンプトラックを走行させてはならない。来週火曜日、陸運事務所がこうした指摘を受けてどのような行政指導を行ったのかを確認するために再度、話し合いの場を持つことを約束させて今日の申し入れを終えた。
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