10月13日(木)、午前3時45分に那覇を出発、高江に向かう。午前6時15分頃、N1裏のテントに着いた。まだ辺りは薄暗い。
午前6時半、山に入るメンバーらのミーティングが始まった。私も、工事設計書や赤土等流出防止条例の届け出どおりに現場が施工されているかをチェックするために今日は山に入る予定だった。
しかし降り出した雨はますます強くなり、結局、今日の山での行動は中止となる。それでも採石場からダンプトラックが出発したという連絡が入り、ほとんどのメンバーらは県道での阻止行動に向かった。私は、テントに残り、関東から来た団体に現在の高江の状況等を説明した。
(早朝6時半、山に入るメンバーらのミーティングが始まった)
遅れてメインゲートに向かったが、もう機動隊が県道を封鎖して先には行けない。やむなく車を止め、歩いて様子を見に行く。
10数台の採石を積んだダンプトラックが並んでいる。結局、機動隊が3時間以上にわたって県道を封鎖し、延べ60台ものダンプトラックをN1ゲートに進入させた。この豪雨の中でも、なんとか年内に工事を完了させるため、防衛局・警察も必死になっている。
ダンプトラックを1台毎にチェックしてまわった。過積載の疑いのある車、また、道路運送車両法の保安基準に違反し、さし枠を装着した整備不良車もある。荷台の後や横に背番号表示のないダンプ規制法に違反した車もある。助手席の巻き込み防止窓にフィルム等を貼った整備不良車も多い。警察は、これらの違法ダンプの走行を黙認しているのだから許されない。発注者としての防衛局の責任も問われる。
(背番号表示のない車。過積載の疑いもある)
機動隊がうるさくついて回るので、「このダンプは過積載ではないか?」「きちんとチェックしないのか!」と追求するが、いっさい無視したまま答えない。彼らには、防衛局がどんな違法行為をしても規制の対象ではないのだ。