9月3日(水)、平和丸2号を操船、カヌー隊の伴走をした。
午前9時頃、辺野古の浜を10隻ほどのカヌーと出港。フロートに沿ってイノーを回り、大浦湾の小型スパッド台船の前に集結した。皆で、台座の上でボーリング調査をすすめている作業員らに調査中止を呼びかける。
小型スパッド台船のまわりにはフロートが張られ、さらにその外側にオイルフェンスが並べられている。フロートには、「立入禁止」「KEEP OUT」と書かれているが、オイルフェンスにはそのような表示はない。フェンスのつなぎ目に隙間があるので、何隻かのカヌーがそのまま中に入っていった。
すぐに大勢の海保がシュノーケルをつけて海に飛び込んだ。3隻のカヌーが拘束され、そのまま海保のゴムボートに引き上げられてしまった。
カヌー隊のメンバーらを無理やりゴムボートに引き上げる海保の職員ら。フロートの外で拘束し、フロート内のゴムボートに引き入れていることが分かる。ゴムボートの中にはもう1名が拘束されている。
カヌー隊のメンバーらが拘束されている海保のゴムボートに抗議する仲間たち。「拘束する法的根拠は何か?」、「フロートの外で何故、拘束するのか!」 しかし、海保は全く答えられない。
安次富ヘリ基地反対協共同代表が駆けつけ、交渉の結果、3名は解放された。
辺野古の浜に近い小型スパッド台船。カヌー隊の主力が大浦湾にまわったため、海保のゴムボートも皆、大浦湾に向かい、この場所の警備が手薄になった。その隙に、Aさんがカヌーでフロートの中に入り、小型スパッド台船に到達。そのまま台船に登り始めた。そして、台座の上で作業をしている作業員らに、「調査はやめてください!」「埋立に協力しないでください!」と呼びかけた。海保のゴムボートが全速で戻ってきたため、Aさんはすぐに下に降り、カヌーでフロートの外に出たため、拘束されることもなかった。
今回の抗議行動でスパッド台船に到達したのはAさんが初めてだ。行動終了後、Aさんの報告に大きな拍手が沸き上がった。
(RBCテレビのニュース(午後6時)より)
意気揚々と戻るカヌー隊
今日は午前中、沖合に大きな艦船が停泊していた。座り込みテントから、米軍の艦船だという連絡が入った。こんなところまでいったい何をしに来たのか。
午後もカヌー隊のサポートをする予定だったが、真っ黒な雷雲が近づいてきたため中止。エンジンを全速にし、フルスピードで汀間漁港に向かう。ひんやりとした強い風も吹き始めた。大浦湾の奥では、漏斗雲というのか、黒い雲の一部が下に垂れ、竜巻ができ始めている。昨日も、ここでは大きな竜巻が発生しているので気が気ではない。
それでも雨が降り始める前になんとか汀間漁港に戻ることができた。