(「防衛局がやってくる」との連絡に、ゲート前での座り込みを開始)
25日(金)も早朝から高江に向かった。
やはり午前10時半、防衛局職員10数名が、警察官と一緒にやってきた。ゲート前では20名ほどが座り込んでいる。
今日も防衛局職員らは、口々に、「車を動かしてください!」、「座り込みは止めてくだだい!」、「作業の車の妨害をしないでください!」と繰り返すのみ。朝10時半から午後3時半まで、昼休みの1時間を除いて4時間、ただひたすら叫び続けた。彼らも、お仕事とはいえ、きっとむなしいに違いない。
今日の防衛局職員らの発言で驚いたことがある。彼らは、なんと、「北部演習場の過半の返還を妨害しないでください!」、「基地の縮小に反対しないでください!」、「皆さんが座り込むことによって、基地の返還が遅れます!」といいだしたのだ。これには、唖然としてしまった。
24日、沖縄防衛局の田中局長が記者会見で、高江へのヘリパッド移設工事について、「北部演習場の過半を返還するという大きな目的のためで、反対ということ自体私には合点がいかない」と述べたという。現場での防衛局職員らの発言も、おそらくこの局長発言にあわせたものだろう。
地元住民らは、基地返還に反対しているという世論づくりを狙ったものと思われるが、人々が生活する集落の近くに、オスプレイ用のヘリパッドを作るな、基地の無条件全面返還を、という住民の声を歪曲するキャンペーンには腹がたってならない。