今日(10月25日・火)は、辺野古周辺住民ら20名が、知事の設計変更申請不承認を取消した国の裁決の取消を求めた抗告訴訟の第1回口頭弁論を傍聴した。
裁判長が入室してきて驚いた。なんと、やはり辺野古周辺住民らが、知事の承認撤回を取消した国の裁決の取消を求めた抗告訴訟の1審判決で、以前の平山裁判長が4人の原告適格を認めていたにもかかわらず、全員に原告適格なしとして訴えを却下した福渡裁判長なのだ(この訴訟は現在、控訴中)。
彼は、他の訴訟でも、住民側を次々に敗訴させている。那覇地裁でも最悪の裁判長といえよう。
今回の訴訟では、高さ制限の範囲に住む3人の方が新たに原告に参加されている。原告適格の面では全く問題がないはずだが、被告の国は答弁書で、原告適格の枠をさらに狭めるよう求める主張をしているようだ。裁判長も、本論に入る前に原告適格の判断をする方針を示した。
弁論の最後に、原告団長の東恩納琢磨さんが口頭で意見を述べた(末尾に陳述書を全文掲載)。大浦湾の瀬嵩で生まれ育った琢磨さんは、1997年の名護市住民投票以後、辺野古新基地建設に反対してきた経過を説明し、裁判長が実質審理に入るよう切々と訴えた。
次回の弁論は1月31日(火)午後2時半~
(弁論後の報告集会)