10月20日(金)、沖縄総合事務局運輸部を訪問した。9月末から10月初めの3日間、短時間だったが、シュワブのゲート前で撮影した石材を積んだダンプトラックの写真を、先週、沖縄総合事務局に送ったが、それらの車両に問題があるかどうか見解を求めるためだ。
沖縄総合事務局は、これらのダンプトラックについて、ダンプ規制法、道路運送車両法上の問題があることを認めた。
1.ダンプ規制法違反
ダンプトラックは荷台に番号表示をするようダンプ規制法で定められているのだが、今回も、2台の車両に「明らかな違反」等があることを確認したという。すでに、ダンプ所有者に改善を指示し、防衛局にも連絡したとのことだった。9月にも、5台の車両にダンプ規制法違反が見つかり、改善を指示したばかりなのに、また、違法行為が繰り返されているのだ。
(番号表示がほとんど消えてしまったダンプ規制法違反車両。10月6日撮影)
2.道路運送車両法違反
さらに沖縄総合事務局は、送った写真の中に、道路運送車両法の保安基準に違反した車両が20台ほどあることも認めた。
その内容は、「速度抑制装置の表示なし」「最大積載量の表示なし」「助手隻巻込み防止窓への着色フィルム貼付け」「さし枠」「大型後部反射器なし」「番号灯なし」「トレーラーの後部三角反射器なし」「タイヤ摩耗」等だった。これらの道路運送車両法の問題については、更に精査し、できるだけ早く業者、防衛局に改善を指示するという。
沖縄総合事務局は、我々の指摘により、9月に51件の道路運送車両法違反を確認し、業者や防衛局に改善を指示したばかりである。それにもかかわらず、今も違法車両が使われているのだ。政府あげて「不正改造は犯罪です!」というキャンペーンを続け、違法車両の撲滅をはかっているにもかかわらず、防衛局は同じ違法行為を繰り返している。
この問題については、沖縄総合事務局が道路運送車両法違反車両について、正式に改善指示を行った段階で詳しく説明しよう。
辺野古では、これからもダンプトラックによる石材搬入が続く。防衛局が、これ以上、違法車両を使用し続けることは許されない。今後も、全力をあげて追求を続けていきたい。