4月13日(月)午前7時半、海上行動のミーティング。早朝から雨が降り続き、天気予報でも回復が見込めないため、今日の海上行動の中止を決めた。船長たちで作業の様子を観察するため船を1隻だけ出すこととする。
汀間漁港を「平和丸3号」で出航。今日は海保がいないので、すぐにフロートを超えてスパッド台船に近づいて行った。フロートの中に入るのは久しぶりだ。この荒天の中、台船の上には少数の作業員の姿が見える。ボーリング調査が遅れていることであせっているようだ。
気がつくと海保のゴムボートが6隻ほど全速力で駆けつけてきた。そして「ここは臨時制限区域で立入は禁止されている。必要な措置を取る。ただ今の時刻、午前9時30分」といって、すぐにゴムボートを「平和丸3号」に横づけし、保安官たちが乗り込んできた。
「もう戻るから」と伝えると今日は保安官たちもそれ以上、強引なことはしなかった。保安官たちを乗せたまま、汀間漁港に戻っていく。保安官が、「臨時制限区域には入らないでください。法令を遵守してください。」というので、思わず反論する。
「防衛局が県の漁業調整規則に違反してコンクリートブロックを大量に投入していることを放置して、何故、県民の抗議行動ばかり規制するのだ。法令を遵守させるというのなら、防衛局の違法行為を取り締まれ!」
いつもは黙りこくっている保安官が今日は珍しく応答した。「それが違法かどうかは私たちは分かりません。問題だと思われるのなら、私たちにではなく、11管区の本部のほうに言ってください。」
船を降りた後、ゲート前集会に参加してこの間の状況を報告した。