チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

大浦湾から全ての台船が撤収した! ---嘉手納の抗議行動の後、辺野古・大浦湾へ

2016年05月13日 | 沖縄日記・辺野古

 4月から毎週金曜日、嘉手納基地ゲート前での抗議行動が始まっている。金曜日は沖縄平和市民連絡会の辺野古便を運転する日だが、嘉手納経由で辺野古に行くようにしている。

 今日(13日)の嘉手納基地ゲート前の抗議行動には、「5.15平和行進」の参加者を含め、約120名が集まった。沖縄県民の怒りは、とうとう極東最大の米空軍基地にも向かい始めたのだ。辺野古新基地建設に反対する県民の怒りが嘉手納に向かうことを米政府・米軍は何よりも恐れているにちがいない。

 米兵らの車両の前に立ちふさがり、抗議する。中の米兵らにも、英文のパンフを手渡す人たちも。

 午前9時までの抗議行動を終え、大急ぎで辺野古へ向かった。ちょうど「5.15平和行進」の東コースの行進がスタートしたばかりだった。東コースは約700名の参加だという。

  シュワブのゲート前に寄った後、すぐに汀間漁港に向かった。今日は、平和行進があったので海上行動の開始を遅らせている。私は、Mさん、Kさんと「平和丸1号」、Kさんたちは「不屈」で海に出た。カヌー隊は7艇で、他に初心者練習にも数人が参加している。

 

(海上ボーリング調査のためのガイドパイプを積み込んだ大型台船。左側には2隻のタグボートが見える。)     

 海上ボーリング調査のために残されていたガイドパイプは昨日のうちに撤去されてもう見当たらない。スパッド台船も、9日から10日にかけて解体されて岸近くの大型台船に積まれている。こちらの台船の上では作業員がバタバタと動き、タグボートが台船の周囲を走り回っている。やっとこれらの台船も大浦湾から撤退するようだ。

  (クレーン台船上の上では作業員が慌ただしく動いている。)

 辺野古でカヌー隊と合流する。最近は、防衛局に「反対派のために撤去作業が出来なかった」と言わさないように、フロートの中には入らないようにしている。「平和丸1号」から、作業員や海保、そしてマリンセキュリティーの連中にマイクで訴える。カヌー隊のメンバーらも船にあがって抗議の呼びかけを続けた。

 今日の海上行動は正午前に終了。午後は、ゲート前の座り込み集会に参加した。

           (台船の撤収を伝えるQABテレビニュース  5月13日夕刻)

 午後3時半頃、3隻の台船が全て大浦湾を出て北上しているという知らせが入った。もう大浦湾には台船は残っていない。和解から2ケ月以上もたって、やっとボーリング調査のための2隻の台船、そしてコンクリートブロックを積んだ台船が全て撤退したのだ。

 それでも、大浦湾のフロートはまだほとんど残ったままで作業は遅々として進んでいない。また、海底に投棄された大型コンクリートブロックについては、防衛局は撤収を拒否している。さらに、何よりも今求められているのは、臨時制限区域指定の解除である。

 

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