チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

高江の返還された国有林を防衛局に何故、排他的に占用させるのか? 沖縄森林管理署への申入れ

2017年08月30日 | 沖縄日記 高江

 8月28日(月)、高江現地行動連絡会として沖縄森林管理署への申入れを行った。

 沖縄防衛局は、昨年7月、北部訓練場のヘリパッド造成工事を強行するために、N1裏から北に続く旧林道の国有林部分を工事用道路として使用するための「国有林野使用承認申請書」を沖縄森林管理署に提出して許可された。この部分は以前は米軍への提供区域だったが、1993年に返還され、沖縄森林管理署が管理している場所である。

 ところが、防衛局は昨年8月、この部分を工事用道路として使用せず、N1裏から100mほど入った箇所に高いバリケードを設けた。本来なら承認された用途の変更であるから、承認書第2条に基づき、沖縄森林管理署に用途変更の手続を行わなければならなかったが、それも行わないまま不法な占用が続いたのである。

 昨年7月の国有林野使用承認は、この9月30日で期限を迎える。そのため、高江連絡会として、沖縄森林管理署に使用承認の延長をしないよう申入れを行ったのである(赤嶺政賢衆議院議員が同行していただいた)。沖縄森林管理署は、清水署長、永田次長、そして担当の武原総括森林整備官らが対応した。 

 清水署長は、7月31日に防衛局から再度の国有林野使用承認申請書が出されていることは認めたが、内容については、「審査中」だからとして、いっさい説明しようとはしなかった。我々からは、「すでに返還された土地にもかかわらずこのような占用を認めれば、実質的には基地の拡張ではないか!」と強く追求した。

2017.8.29 沖縄タイムス

2017.8.30 琉球新報

(工事用道路として許可されていたにもかかわらず、防衛局は中間部に高いバリケードを設置した)

 28日の交渉の際には間に合わなかったのだが、翌29日、防衛局が7月31日に提出した国有林野使用承認申請書を入手した(福島瑞穂参議院議員にお願いしていたものだ)。前回の許可と同じ範囲を、今度は「北部訓練場の維持管理」という目的で申請しているのだ。こんな曖昧な理由で、米軍基地でもない国有林をズルズルと使用させることは許されない。

 

 

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