防衛局は、設計変更申請が承認されていないにもかかわらず、変更申請の内容を先取りした地盤改良工事や護岸工の工事契約を次々に契約している。12月20日の代執行訴訟で勝訴すれば、すぐに国土交通大臣が設計変更申請を知事に代わって承認し、大浦湾での工事に着手する準備を進めているのだ。
埋立区域では次のような工事が始まり(末尾の工程表参照)、大浦湾の環境は致命的に破壊されてしまう。知事は、できるだけ速やかに埋立承認の再撤回に踏み切るべきである。
1.辺野古側に、大浦湾の埋立に備えた大量の土砂仮置き(①、②)
2.辺野古側外周部にK5護岸造成(③)
3.A護岸造成(⑧、バイブロハンマーで鋼管を打設)
4.C1護岸部、C3護岸部、係船機能付護岸部の海底に厚さ1.5mの敷砂投入。その後、SCP/SDの地盤改良工事(⑨、⑩、⑪)
5.大型ケーソンの仮置場となる海上ヤード造成(⑨、大量の捨石投下)
6.大浦湾沿岸部に土砂陸揚場としてのN1護岸、N2護岸造成(⑫)