今日(12月4日・金)は、本部町に行き、高垣さんの葬儀に参列した。
午前9時半、自宅には出棺を見送ろうと友人たちが集まった。そして、葬儀場へ。雨の降る寒い一日だったが、式場は辺野古新基地建設反対運動を続ける仲間たちを中心に、多くの人たちで溢れた。
(頼まれて山城博治さんや本部町島ぐるみ会議の人たちと祭壇の横に座ることとなり、参列者にお礼の挨拶を続けた)(N.Wさん撮影)
焼香の間、参列者の間から「心騒ぐやんばるの歌」の歌声が静かに沸き上がった。
この歌は、ロシア映画の主題歌「心騒ぐ青春の歌」だが、高垣さんが素晴らしい歌詞をつけ、ゲート前でも何度も歌ってくれたものだ。彼の伸びやかな歌声が今も思い出される。
一、
我らの想いは それはただ一つ
麗しのうちなぁ 非武の島よ
海や森 空も澄めば
わが心は やんばるの地に
二、
いかなる弾圧が 度重なるとも
われらの友情は 永遠に変わらず
海や森 空も澄めば
わが心は やんばるの地に
三、
誰でも一度は 恋をするものさ
嵐の中でも 恋は貫く
海や森 空も澄めば
わが心は やんばるの地に
自宅での出棺の際、海勢頭豊さんが静かな声で歌われていた。後で聞くと、島の葬儀の際の歌を、海勢頭さんが作り直したものだという。
おつれあいの縁(ゆかり)さんの挨拶が忘れられない。
「伊江島わびあいの里や辺野古の活動など、沖縄の平和運動に一生懸命関わってきた夫を誇りに思います。この間たくさんの方々に心を寄せていただき、ありがとうございました。」
喜三さんと緑さんは、本当に仲の良い夫婦だった。縁さんに疲れが出ないことを祈るばかりだ。