今日も朝から高江へ。
10時過ぎ、高江に近づくと、ちょうど、皆が沖縄防衛局職員や作業員らの車を止め、抗議を続けているところだった。
しばらくすると、N1に多くの作業車が向かっていると連絡が入り、何人かを残して、大急ぎでN1に向かった。
N1には、防衛施設局の車両10台がやってきた。ダンプ1台、ユニック1台、4トントラック2台と、作業員らが80名もの大部隊だ。皆で、ゲート前にピケをはり、土嚢の搬入を阻止する。
以前、演習地内に入れられてしまった土嚢を、進入路工事のために持ち出そうとする作業員らに対して、土嚢のまわりに集まって、作業をストップさせる。
土嚢の上にかがみこんで、防衛施設局の作業員らが土嚢を持ち出そうとするのを阻止する。
作業員が大勢集まってくるが、皆で必死に守って、土嚢の持ち出しを許さない。まだ若く、まるで高校生のように幼い顔の作業員が多い。「君たちは、怪我人が出てもいいから、作業を強行せよと言われているのか?」と追及する。
それでも、作業員らは、もちろん、皆、うちなんちゅだ。大阪弁でしか抗議できないのが、歯がゆくてならない。
中での攻防が一段落すると、外のトラックから土嚢を降ろそうとするので、みんなでトラックのまわりに集まって、作業を阻止する。
一つの土嚢を防衛施設局の職員や作業員らと奪い合う攻防戦が続いた。
そして、午後5時すぎにやっと今日の作業が終わった。道路のこちら側に住民の会と支援者、向こう側には、防衛施設局職員や作業員、そして警察官が並ぶ。すさまじい攻防の後、さすがに両者とも、放心したようにぐったりとしている。
ああ、実にきつい一日だった。
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あまりに騒々しいので、何事かと、出てきたイノシシ君。「怪我人が出ないようにね!」と、心配そうな顔つきだった。