チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

山城博治さんの第9回公判。法廷に「博治節」が朗々と響く---「この裁判で裁かれるのは国だ!」

2017年08月28日 | 沖縄日記・辺野古

  8月28日(月)午後、那覇地裁で山城博治さんの第9回公判が開かれた。今日は山城博治さんへの本人尋問が予定されている。  

                   (昼休み、裁判所前の公園で事前集会が開かれた)

 午後1時半、地裁204号法廷で公判が始まった。まず、弁護団からの被告人(山城博治さん)質問。三宅弁護士から、博治さんの経歴、2004年以来の辺野古、2007年以来の高江に博治さんがどのようにかかわってきたのか等の質問があった後、昨年7月11日以降の高江での防衛局の工事強行の様子について博治さんが詳しく説明した。博治さんは、ステージ4の末期癌(悪性リンパ腫)の闘病生活を乗り越え、2015年8月、現場に復帰したのだが、拘留中は主治医の診察を受けることすら認められなかったという。国家権力は、運動そのものをつぶそうと博治さんを長期拘束し、家族との接見すら禁止したことなども明らかになった。
 
 博治さんは裁判官にも訴えた。「現在も悲劇が続いている。今も高江、辺野古で権力の暴力で人々が傷ついている。裁判官の皆さん、是非、戦後の沖縄の歴史に思いを寄せてください。基地に反対の声を上げ続ける県民、座り込んで抗議する県民が何故、いるのか? 私の訴えがなんとか裁判官に届くことを願っています」
 
 法廷に、いつもの「博治節」が朗々と響いた。
「7月22日、座り込みテントを防衛局職員が一方的に撤去したこと、違法伐採など、高江の森での防衛局の違法行為の数々は明らかです。我々はそれを止めようとしたにすぎません。被告席に座るのは私ではない。裁かれるべきは、違法行為を続けてきた国です」
 
 その後、事件当日の状況についての尋問もあったが、博治さんは、防衛局職員と静かに話しをしようとテントの中に入ろうと促したこと、彼はいっさい暴力をふるっていないことなども明らかになった。
 
 完全無罪判決以外にはあり得ない。
 
 
 
 法廷終了後、大急ぎで沖縄森林管理署へ。高江の問題について、赤嶺政賢衆議院議員にも来ていただいて交渉を行った。この詳細については、明日、報告する。
 

 

 

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